2011年12月20日
2000円の赤字
22日は冬至ですね。
冬至といえばかぼちゃ
しかし食の家族の生産者がこぞって作りたがらない?作物のひとつです。
春に種まきするタイプは比較的作りやすいんですが、秋は敬遠されがち・・・
なぜか?夏は植えてからどんどん気温が上がっていくため、葉が生い茂り実が大きくなるが楽しみですが、秋は逆でどんどん気温が下がっていくためいかに前半とばして実を大きくするかがポイントです。
ちょっと植え付けが遅れれば実が大きくなる前に寒くなり、最後には霜が降りて終了!小さいものを収穫すればいいってわけではなく、未熟なので商品としてはダメです
うちの研修生が早くも自分で小さな畑を借りて野菜つくりをスタートさせたんですが、選んだ作物がこの“秋かぼちゃ”でした。
肥料代やタネ代などで1万円ぐらいかかったのに、採れたかぼちゃは8,000円にしかならなかったそうで思いっきり笑ってあげました(*^-^*)
難易度の高い作物をチョイスしてるのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、もう少し作りやすいダイコンとか小松菜ぐらいを選んでれば違ったかもしれませんね~
有機農業では「作りたいもの」と「作れるもの」が必ずしも一致しないので、1年生は「作れるもの」から入ったほうが無難かと
走り高跳びで無理して2メートルを跳んで失敗するより、1メーター50センチあたりで点数を稼いだほうが、農業経営的にはいいような気がします
わたしも2メートルを跳んでは散々失敗してきましたから、そういう結論にいたりました。
師走は忙しいですが、日も短いですので十分お気をつけください。
県外の会員さんへも野菜を送っています