2011年05月31日
山ん中でニワトリを飼う
わたしにとっては全然くさくないんですが、こどもたちにとっては刺激的だったのかな?
迫田さんは周辺で集めてくる材料で手作りのエサを作っています。豆腐屋さんもらってくるオカラとか、くず米とか米ぬかとか、カット野菜の会社からもらう野菜とか。そんなものを混ぜ合わせて土着菌を使って発酵させたエサです。ニワトリの体にも良く、吸収しやすい状態にしているんですね。だからホントのところは養鶏場がにおわないんですよ。ごく自然な香りと言うか



こんな楽しいことをやってる食の家族です。次は合鴨米作りに参加する家族を募集中で~す

2011年05月29日
猛烈台風なんとか通過
台風一過・・・とまではまだ言えない強風が鹿児島市内は吹いています
猛烈な台風は沖縄で大規模な停電を起こしたり樹木を倒したり被害を出しました
鹿児島の近くを今日の午前中に通りましたが、その時には965ヘクトパスカルと少し弱まりました
風に弱いキュウリやズッキーニはちょっとやられましたが、なんとかしのいだ感じです
それにしても5月の台風なんて・・・新燃噴火に東北大震災、阿蘇も噴火するしアメリカじゃ竜巻もすごいし、この5月台風
もはや常識は通用しませんな
先週は私の母校である西陵中学校の3年生が7人職場体験でやってきました
雨の中でカブの収穫をしてもらったり、ニンジンの袋詰めにズッキーニ畑に落ち葉を敷いたり、野菜の配達の手伝いをしたりと頑張ってくれました。それにしても3日間雨だったね。
最終日はうちの母が昼ご飯をふるまってくれました。しっかり食べて大きくなってくださいね
そんでこれはうちのNPOで有機野菜を届けてる三育小学校の先生方(右から2番目は私)
毎年こどもたちがサツマイモを作るので、そのお手伝いをしています
雨でサツマイモは植えられたかな~??
2011年05月24日
げんぱつから自然エネルギーへシフト
げんぱついらないパレードinかごしま
われわれ農業をしている者にとって原発の存在はこのままほっとくわけにはいかない重要な問題
福島第1原発では1~3号機がメルトダウン(炉心融解)していたと思われることが判明
2ヶ月以上も経ってから言われたって遅いでしょ(怒)
大丈夫、問題ないを繰り返してきた結果がこの事態・・・ 安全だと信用してきた周辺の方々はどうなるんでしょうか
農家は、漁師は、酪農家はいったいどうなるんですか
福島の原発の影響でうちの野菜グループにも関東からの問い合わせが急増、すでに対応しきれていません
(ブログ書く暇あったら対応しろよ)
そのほとんどの方は放射能に汚染されたものを口に入れたくない、食べるものがないと言っています
こんなに人間が制御できないものをいったい誰が作ったんだ??誰が幸せになるんだ?
農業県かごしま、食糧基地のかごしまにも原発がある
薩摩川内市に1号機、2号機、そしてこれから作ろうとしている3号機は出力159万キロワットで国内最大級だ
そんな原発は世界にもなかなかないよ
こんなものは造っちゃあいかん、自然エネルギーでいいじゃないか、自然エネルギーでもうかればいいじゃないか
有機農業者をはじめ200人が立ち上がった
イヌも立ち上がった
6月は全国同時アクションも開催予定
原発の存在におびえることなく、野菜や米を安心して作りたい。ただそれだけなのだ。
2011年05月16日
若けぇもんの会
先週の話ですが、鹿児島で有機農業を営む若けぇもんの集団で桜島めぐりツアーに行きました
有機農業と言っても実際に農業をやっていたり、有機野菜の販売をやっていたり、興味がある人なら誰でもウェルカムの集まりですが
今回も出水で野菜を作ってる杉村さんが「桜島でサンドイッチを作って食べよう!」と訳のわからないことを言い出したんですが、いつの間にかホントにやることになって、サンドイッチ用のパンを買いこんで桜島フェリーの乗って桜島上陸。物産館などで具材を調達して移動。
桜島で農薬も化学肥料も使わず島大根や小みかんなどを作る室屋ファミリーのおうちを借りて作ることに。
室屋ファミリーはこの時期びわも作っていて、その様子もちょっと見せてもらいました。食べさせてもらうとこれが甘いっす!
うちのNPOかごしま食の家族にも来年は出荷してくれないかな~
サンドイッチをお腹いっぱい食べたあと、桜島を観光
意外に鹿児島に住んでても知らないですね
長淵剛が伝説のライブをした記念の公園
そしてこれも知らなかった!
桜島がすぐそばでみられる「湯之平展望所」
ちょうど爆発してすごい迫力!
まあこんな感じで楽しくやってます
今後はこの若けぇもんの会、正式に発足します。何もこうやって遊んでいるばかりではなく、勉強会やそれぞれの畑を見学したりイベントをやったり真面目に色々と考えています
あなたも若けぇもんの会に入りませんか?
2011年05月09日
玉ねぎ作りもいろいろ
おとといぐらいから梅雨モードに入っていて木曜日ごろまでは天気がすぐれないみたいです。玉ねぎの収穫を控えているのでタイミングわるいですね~
収穫してから乾燥させないと日持ちがしない玉ねぎ。
いかに天気の良いときに収穫できるかがポイントです。
GWはちょっと羽を伸ばして淡路島まで行ってきました。そこは玉ねぎの大産地で、高速のサービスエリアには玉ねぎパイに玉ねぎチップス、ドレッシングなど色んな加工品を売っていました。
大きな玉ねぎが丸ごと入ったカレーもありましたよ
カレーには普通に入れてくれればいいよね~と話しながら高速を走っていると玉ねぎ畑が広がっていて、これは見てみないとということで下りて畑を訪ねてみました
丸々とふとった玉ねぎができる秘密は田んぼで作っているということ。
お米を秋に収穫したあとにすぐ玉ねぎの苗を植え、年を越して今から収穫。そしてすぐに耕して水を張って田植えをするというサイクル
うちでも田んぼに玉ねぎを植えるとたくさん収穫ができるんですが、その場合“マルチ”という黒いビニールを張っておかないと草がすごいので作れません(畑なら可能ですが)
ところがその畑、田んぼなのに草がほとんど生えていない!
これはもしや??
と思ってきれいな畑で草を“探しながら”取っていたおばあちゃんに聞いてみたら「除草剤を3回やったのよ」と教えてくれました
やはり。何も3回もやらなくてもよさそうなんですが・・・
やっぱり効率重視ですかねぇ
そして葉にも病気が入るので、葉にも3回、これから収穫までの間も「大事な時期」だそうで数回かけるんでしょう
産地って言われるところはそれなりに収穫量をとらないといけないんでしょうが、もう少し食べる人のことを考えて作ってほしいなあというのが正直なところですね
でもおばあちゃんも「わかい人は農業する人がおらへん」とか言っていました
どこでも後継者がいないっていう問題は抱えてるんですね
やっぱり若い人がこれをやりたい!っていう魅力的な農業をやらんとあかんのちゃうかな?
私たち有機農業生産者は、周辺の環境や食べる人の健康を考えて作物を作っています
自信をもって消費者のみなさんにお届けします