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Posted by チェスト at

2011年06月27日

合鴨米の田植え

田植えシーズンですね~

かごしま食の家族でもみんなで田植えをしましたよ

市内川上町で合鴨米を作っている橋口さんの田んぼに会員の15家族が集結、橋口さんから米作りの説明をうけたあといざ田んぼへ





橋口さんはまわりのお米農家を巻き込んで合鴨米作りをすすめてきました。九州道の鹿児島料金所の下あたりに何ヶ所かの田んぼが広がっています。さぁ田んぼに着いて植え方の説明を受けます



では植えていきますか。みんな横一列に並んで田んぼに入ります。最初はおそるおそるだったこどもたち、そのうち「気持ちいい~」と言う子も多かったですね。苗を2、3本ずつとって順番に植えていきます






なんとか無事に植え終わりました






田植えのあと、田んぼに入れる合鴨のヒナをみさせてもらいました

橋口さんはたまごを孵卵器に入れて自分のところで孵化させています  まさに今孵ったヒナ!




貴重な体験をさせてもらいました。
しかしタイヘンなのはこれから!大雨が頻繁に降るので植えた苗は大丈夫だろうか?
もう少しすると合鴨のヒナが田んぼに投入されます。そこで害虫や雑草を食べてくれるんですが、その合鴨たちの管理もしなくてはいけません。夏には害虫のウンカが出てきます。これの対策も必要  次回8月21日は田んぼの生き物調査をします。無農薬の田んぼには生き物がたくさんいます。その生き物の働きをちょっとのぞいてみます
  

Posted by 食の家族 at 06:10 │Comments(0)

2011年06月22日

脱原発、していいんです。

18日、東本願寺で“脱原発、自然エネルギーへの転換”を訴える田中優さんの講演会がありました

以下は講演会の要旨です。

福島原発から出される放射性物質について、ヨウ素131は甲状腺ガンを引き起こす原因になり、半減期が30年の放射性セシウムは筋肉にたまりやすく、女性は筋肉が少ないので子宮に入り卵子をこわす危険があるとのこと。

チェルノブイリの事故では、当時母親の母体の中にいた女の子が大きくなって出産したときに、そのこどもに影響が出た例が少なくない。つまり胎児は受ける影響が大きく、大人の100倍であるということ。 

日本の原発事情についても話がありました。原発再開問題に揺れる佐賀の玄海原発の周辺ではマグニチュード8クラスの活断層が見つかっており危険である。玄海原発や鹿児島の川内原発で福島のような事故が起こった場合、今回のような事態ではすまない。偏西風に乗って日本列島を放射能が覆い尽くすだろう。だから風向きを考えても日本の西側にある原発、つまり川内原発から止めていかなくてはならない。 

電力会社が強調する、“夏場のピーク時の電力需要”だが、ピークになるのは一年8,760時間のうちのたったの10時間のみ。それもその9割を産業需要が占めている。東京電力の公表したデータによると電力需要のピークは平日の午後2~3時、気温が31℃を超えるときに限定されており、その時間帯の商業用電力料金を高くすれば解決する。

また日本の発電所の稼働率は58%で、ドイツや北欧並みの72%まで引き上げれば、発電所の25%は必要がなくなる。自然エネルギーは弱点も多いので、まずは電気の使い方を変え、使う量を少なくしていくことが重要で、そうなれば自然に原発はいらなくなる。

田中優さんは全国あちこちから引っ張りだこの先生。すこぶる忙しいんです。
でも話がわかりやすくていいですよね。脱原発しても大丈夫なんだ!と自信を持って言えるようになります

さて26日はNPO法人かごしま食の家族主催の「安部司さんの講演会」in錦江高原ホテルです。

http://shokunokazoku.com/kouryu.html  詳細はこちら

70万部のベストセラーになった「食品の裏側」の著者、
元食品添加物のトップセールスマンが明かす、食品添加物の裏側の話

知れば怖くて食べられない・・・どれほどの食品添加物をふだん食べているのか、たっぷりとお話を聞きましょう。
講演では添加物だけでとんこつスープやお吸い物、無果汁ジュースなどを作る実演を行います。ご希望の方に試飲いただきますよ

申し込みは kagoshima_genkiyasai@yahoo.co.jp まで、参加者の人数とお名前を書いてメールをお送りください。事前にご連絡いただいた方は1000円の前売り料金で聞くことができます。当日会場の錦江高原ホテルの入り口でお名前を伝えていただき、チケットをご購入ください。~
~

 

  

Posted by 食の家族 at 14:57 │Comments(0)

2011年06月17日

何でも作っています

今日もまた鹿児島は土砂降り雨
これでは外に出られませんね~
新幹線も止まるし、高速道路も一部通行止め、そして大雨洪水警報に竜巻注意報、夜には土砂崩れ警戒情報みたいなのが発令するしタイヘンでした雷

仕事がら携帯の天気情報は必須アイテムでグッ

雨雲レーダーとかいつも見てるんですが、今日は県北の出水とか大口が真っ赤に染まっていました
そんな中鹿児島市はあんまり降っていなかったのは、雲がすっぽりなかったからです
その分夜降りましたが


昨日は生産者も小屋の中で仕事だとか、書類書きをしてたり、パソコン仕事をしてたりそれぞれやってましたピカッ

晴耕雨読というのは農的暮らしとして理想的ですが、火曜日と金曜日は必ず野菜をお届けしなくてはなりませんから、その前日の今日は雨でも合羽着て収穫をしています


花牟礼さんの小松菜が久しぶりに採れそうです。そして強力新人くきたさんの初出荷は人参です。大型にんじん農家ですから「にんじん洗い機」を持っています。雨の日に収穫してもピカピカの人参を持ってくるんでしょう(*^^*)

有機野菜といえば土つきっていうイメージがありますが、その理由は洗って当然の市場など通常のルートに乗らず、うちみたいな宅配や地球畑など独自の販売ができるということがひとつにありますが、根本的には洗う機械を持ってないってことにあると思います

例えば一般に農家といえば大根作ってます、とかお茶農家ですとか専門的に作るのがフツーですよね。僕たちの場合は「何作ってるの?」と聞かれるとちょっと困ります。なんでも作ってますから・・・(^^;)

なんでも作る農家が、それぞれの野菜を作るのに必要な種まき機とか芋ほり機、洗い機、選別機・・・全部そろえてたらそれこそ倒産します ※食べるものはあるから食いっぱぐれはしません

だから大規模有機農業でなければあんまり機械を揃える必要もなく、少量多品目で手作業も取り入れながらやったらいいんです


今度ピカピカの人参がやってきたら、野菜を洗うという文化がなかったうちの会の生産者にとってはちょっと刺激になりますよね(^0^)

早くも次世代型の有機農家が新風を送り込んできそうですUP

  

Posted by 食の家族 at 00:00 │Comments(1)

2011年06月12日

野菜で支援を

きのうは台風のような風が吹いてきゅうりが一部なぎ倒されました。
この前の台風2号はほぼ無風だったのに、きのうの風ははるか遠くにある台風の影響でしょうか?


去年訳あって出荷できなかったカボチャが早くも収穫開始チョキです。

かぼちゃも植えっぱなしはダメで管理作業が必要です。苗を植えると子づるが何本も四方八方に伸びるので、それを左右に2本だけ伸ばしてあとは切ります。その2本の子づるからはまた孫づるがたくさん出てくるのでそれもカット!

子づるについた実を大事に育ててゲットしますグッ
しかしこの作業も苦戦続き・・・東京から避難してきた26歳のパパが一緒に働いていますが、子づると孫づるの区別がつかないと言って困惑気味。

つる切りが終われば今度はかぼちゃの実にシートを敷きます。土に当たってる部分が黄色くならないような工夫です

それをやってるとポキッ!と収穫前のカボチャの実がとれてしまって、彼が「あっ!ガーンとれちゃいました・・・どうしましょう?」と心配するんで、「まだ熟れてないかもしれんけど持って帰って食べなよ」

と言うと

「いいんですか?!ビックリありがとうございます!」

と。仕事も辞めて知らない土地にやってきて、家族を養う彼は必死です。
今はうちも栗野岳農場で週2日しか働いてもらえませんが、いずれ常勤してもらえればと考えています


うちのNPO法人でも取り扱っている被災地支援用玉ねぎの傷みがひどくなってきたので、傷んだ部分を切り落として200キロぐらい確保しました。草の根活動の当会理事長をはじめ被災地とパイプのある方に呼びかけて、送ろうと思います

私たち有機農家やNPOは色んなことで支援ができるはず。
まだまだ大変な状況が続く被災地のことを、考え続けることが求められています。
 

  

Posted by 食の家族 at 23:47 │Comments(0)

2011年06月11日

強力新人の加入

にんじんは年中できるわけではなく、夏場につくるのはけっこう難しいです

6月の下旬に、3月に種を蒔いたにんじんが収穫になります。
生産者は記念すべき初出荷、霧島市の久木田くんであります!

私と同い年の今年29歳。結婚してこどもがいます。
ここがNPO法人になるにあたってお迎えした久木田さん一家ですが、実はむかし、ここの生産者だった時代があって新人さんという感じではありません

お父さんやお母さんは私がこどもの頃からよく知っている仲で、霧島では有名な有機農家です。

得意作物は30以上の品種を作るさつま芋。そして人参。今はさつま芋の苗植えが忙しく、「あと2町ぐらい植えないと(^^v)」と平気で言っています ※2町=6,060坪

彼は鹿児島中の農業青年が加入する農業青年クラブという組織の中枢にもいて、有機農家の枠を超えた色んなつながりを持っていて知識も豊か。何より勉強熱心なので、うちの会に新しい風を送り込んでくれることに期待していますパチパチ

これからは作り手もあぐらをかいていてはダメげんなり 自分たちの農産物の良さをPRし、買ってもらう努力をしないといけません  かごしま食の家族の生産者も競い合っていいものを作っていきたいと思います


毎年若手がたくさん参加している菜の花マラソンでは去年大敗し、今年は私がリベンジを果たしたという、年齢が同じで公私ともにライバルの久木田くんの加入で、この会のさらなるステップアップが望めるでしょう。
  

Posted by 食の家族 at 14:36 │Comments(0)

2011年06月07日

100万人全国同時アクション

梅雨真っ只中いかがお過ごしでしょうか。
たまの晴れ間は農家にとって貴重です流れ星

ここ数週間で関東から「野菜や米・卵を送ってほしい」とのお問い合わせを数多くいただいています。
できる限りの対応をさせていただいていますが、むのうの方の声は悲痛、深刻。

「鹿児島の川内原発も止めてくださいね」

と言われる方もいました。

原発を抱える鹿児島の農家として、これ以上の増設は言語道断!いま動いているものも自然エネルギーに転換していくべきことを強く訴えていきます

土曜日は震災からちょうど3ヶ月。100万人世界同時アクションという全国的な動きがあります。

http://nonukefukuoka.web.fc2.com/611/

↑これは福岡県の一例

かごしまでもまたパレードやります



そんなことをしてると畑の草がぼーぼーです

梅雨っていうのは野菜もよく育ちますが雑草の勢いもすごいです

雨の中では草刈りもはかどらないので、梅雨のあいだはほったらかし。すると2日前までそこにあったはずのほうれん草を収穫に行ったら消えていた(-0-;;)ということもありました

要は草の勢いに野菜が飲み込まれてしまったんですね~

最近うちで流行っているのは“草を生やして雑草を抑える”ということ

どうやっても雑草魂には勝てない!と諦めたわれわれはあえて草の種をまくことで、その雑草たちを抑えることに成功した。そしてその草は緑肥として刈り込んでその場に敷いておけば、その上をカボチャが這っていきますよ

マイナス要素を仲間にしてしまう。これもまた有機農業です(^^)

  

Posted by 食の家族 at 21:19 │Comments(0)

2011年06月03日

被災地へ玉ねぎを送ります

日本の政治家の皆さんが権力闘争を広げているいまこの瞬間も、被災地ではまともに食事ができない方々が未だたくさんいらっしゃるらしいげんなり

私たちのNPO法人では、被災地で暮らすアトピーのこどもたちを支援しようということで取り組んでいます
何でもは食べることができないアトピーっ子に食べ物を送ろうということで

ずばり支援野菜!

形がわるかったり、小さかったり大きすぎたりしてふつうは出荷できないような規格外の野菜を生産者に提供してもらい、それを消費者の皆さんに買っていただくことで、その売り上げの一部をアトピーの子どもたちの食糧支援に充てています  アトピっ子地球の子ネットワーク(東京都)を通じて被災地に寄付します

ここで取り扱っています↓
NPO法人かごしま食の家族
http://shokunokazoku.com/


もしこれを見た東北の方で、被災地にこの有機玉ねぎを送りつけてもいいよっていう方がいましたらお知らせください。
保存してる玉ねぎが湿度でどんどん傷み始めてるんで、どうせ腐らせるなら玉ねぎ代は無料で送ります

送料1,155円だけ代引きでお支払いいただける方に限ります。1箱10キロぐらいは送れると思います

毎年のように総理大臣がくるくる変わるこの国にはスピーディな対応はもはや期待できません

民間レベルで息の長い支援をやっていきたいですね






これだけ収穫するのに大人6人で丸一日がかり 腰が折れたー雷
  

Posted by 食の家族 at 22:08 │Comments(0)

2011年06月01日

れんさく障害、いよいよ

いよいよ連作障害か?

農薬を使わない、土の消毒もしないという有機農業では、同じ畑で毎年続けて同じ野菜を作るのは基本的にNG禁

キュウリやトマトといった夏の野菜は特に、続けて作ることによって連作障害が出やすいのです

といっても我が家では毎年トマトもキュウリも同じ畑で作っていて、それなりに収穫できています。それもこれも父親の土作りマジックによってできていたということでしょう秘

見た目はきゅうりの木がきれいに並んで葉も生い茂り、雌花の下にはちゃんときゅうりのこどもがたくさんついているのにそれが太ってこない・・・

一般的に連作障害の原因として言われるのは、同じ野菜を作り続けることによって土の中に特定の病原菌が増えすぎてわるさをしたり、土壌成分が偏ってその野菜にとって必要な養分が足らなくなったりすることです

それを防ぐのが昔から百姓がやってきた輪作(つまり色んな野菜を順番に作ること)だったり、雑草などを生やして土のバランスを回復させることだったりするわけです

もっぱら今は農薬も色々でてきて、便利な土壌消毒剤があるから、大産地では毎年続けて作ることができているんです

そんなものに頼らないんだったら畑の土と向き合うことが必要ですよね。そうやってきた父親も今日は白旗を上げて

「この場所は2、3年休ませよう」

とポツリ。でも連作障害の原因については

「土の中にキュウリの遺伝子が足らなくなったんだろうな~」

と、息子にもわからんことを言っていました。



原発事故で汚染された土壌を回復させられるのは、意外にこういう人たちなのかもしれませんね。
  

Posted by 食の家族 at 22:17 │Comments(0)