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Posted by チェスト at

2017年01月23日

真戸原さん圃場見学

鹿児島も寒い寒い朝が来ました。
平野部でもやっと雪が降り、ちょっとした峠でも交通渋滞が起きていたようです。

さて昨日のことですが、大隅半島の南部にある錦江町(旧大根占町)の真戸原さんを訪ねました。
妹さんとお二人で農作業をこなす傍ら、毎週1回鹿屋市まで宅配もしている真戸原さん。
使っているトラクターも大きく、タイヤの大きさは子供の背丈くらいあります!
旦那さんがご存命のときはゴボウや芋類もたくさん作っていたとのことですが、
それ以降は規模を縮小しているようです。
その大きなトラクターも60歳を超えてから扱うようになり近隣の方々に教わりながらだったとのこと。

3カ所の畑を見させていただきましたが、1カ所目はかなり山道をいったところ
その道中はスギ林だったり、耕作放棄地になっていたり。
たどり着いた畑では、金時人参やルッコラ、小松菜、ほうれん草、赤水菜などが整然と。





畑の周りは青いネットで囲い、動物たちが入ってこないように。
山々の中で野菜を育てるということは、他の畑の農薬飛散がなかったり、綺麗な水と空気のもとで作れる利点はありますが、
やはり里山等と比べて自然に近いために、動物害は免れないようです。

2つ目の圃場は3つの畑が隣接していて、
大根や菜花、白菜やキャベツ、紅菜苔、人参、エンドウ豆などなど。
青々として佇むような姿の野菜たちは「管理が行き届かない」とつぶやく真戸原さんの言葉をよそに、力強く生きているように感じます。




旦那さんが亡くなられてからは、近くに住む妹さんと二人三脚。
堆肥を振るのも近くの畜産農家から牛糞を分けてもらい、それを軽トラに積んで人力で散布。
真夏にそれをするとなると、男の僕ですら堪える仕事なのに女性がするとなると本当に大変だと思います。





真戸原さんが有機農業を始めたのは息子さんが幼い頃に患った病気がきっかけだったとのこと。
当時はたばこも作っており、 その畑にもよく来ていたようです。
その後、正しいものを創る会(かごしま食の家族の前身)に入り、今でもかごしま食の家族を支えて頂いています。
ご自身でも鹿屋市方面に宅配をしている真戸原さん。
この日もお客さんから電話があり、野菜が美味しかったから追加で注文を、との内容。
穏やかな口調と仕草からは人柄がにじみ出ていました。




寒い日でしたが、圃場見学の後にご自宅に伺い、
芋餅やカリフラワーの漬物(カレー風味!)などを頂きました。
(仕事よりも食欲が勝ったので、写真はありません、すいません。)

帰り際に庭先にたわわになっていた八朔を頂きました。

寒い中、ありがとうございました。

  

Posted by 食の家族 at 22:49 │Comments(0) │生産者農場から