2013年01月29日
霧島連山にユキ
西郷どんが腕組みをしてみているのは霧島連山の最高峰1700mの韓国岳。昨日朝に雪が積もりました。
右には高千穂峰があります。左のほうにいくと(方角でいうと西側)には園山農園がある栗野岳もあります。
栗野岳は標高1094m。その高さ400mほどの高さに農場はあります。

2013年01月25日
ひよどりがやってきた。
たんかんの生産者が屋久島にいるんですが、むこうはこの冬かなり暖かいらしく、いつもよりたんかんの収穫が早まっているそうです。
たんかんを食べに来るひよどりは灰色をした太っちょで口ばしが黒い鳥です。暖かい場所に飛んでくるイメージがあります。
屋久島の本武さんの果樹園は2年前にひよどりに荒らされて収穫量がかなり減った苦い記憶があります。
今年も今のところ踏みこたえてはいるようですが、一刻も早く収穫したいでしょうね。
こう寒い冬になると鳥たちもけっこう必死です。
みかん類に限らず、キャベツやブロッコリーなども鳥たちの被害に遭うんですが、がしがしとつっついて口ばしの痕を残しては次の野菜に行くからたちが悪いです。
指宿の前園さんの畑にもひよどりが襲来してあらゆる野菜をつついたり、レタスの上にふんを落としたりとなかなか厄介ですね。
だんだんと北上しているからそのうちこちらもやってきますね・・・
あと、鳥たちは土の中のミミズなどの昆虫が好きらしく、畑をトラクターで耕しているとカラスを筆頭にどこからともなく一斉に集まってきます。
良質なたんぱく質と有機野菜を食べて、この鳥たちは元気に冬を乗り切るんでしょうね。
美味しいものをたくさん食べて免疫力をつけて、インフルエンザには気をつけましょう!
2013年01月22日
規格外野菜とは
たとえば農家が生産、食品加工、販売流通までを手がける6次産業化の推進。
生産は1次産業、加工が2次、販売は3次であって、それを足したりかけたりすると「6次」となるという意味だ。
農業をしながら誰もが悩まされるのは、一般に出荷ができない「規格外品」の扱いだ。
そこでこれをなんとか活用できないか。そんなことをテーマにして人材育成塾では取り組んでいるところだ。
農家のお母さんたちが漬物にしたりとか干し大根、ジャムやマーマレードなどいろんな加工品を作っているが、言ってみればそのような形でどんどん商品化して売っていく。
畑に捨てているものを有効に利用して所得向上につなげられたらよいと思う。
であるならば間に入る流通ががんばってその妥協点をさぐらないといけないと思う。いろんなアイデアを流通が考えることも大切なことではないか。
2013年01月17日
菜の花マラソンダイジェスト
関東は大荒れですが、鹿児島は穏やかな気候です。
先週の菜の花マラソンも天気は大荒れ、順位も大いに荒れました。
荒らし屋はだれだ?
では、マラソンクイズ、結果発表!!
先週出題した下記のクイズ。
Q 次の食の家族有機農家4名のフルマラソンの順位(1位~4位)を予想してください。
① 橋口創也(27) 鹿児島市、チーム最年少
② 園山宗光(30) 鹿児島市、事務局長
③ 久木田大和(30) 霧島市、さつま芋名人
④ 澤田泰之(37) 出水市、合鴨米農家
では、実況中継とともに正解をどうぞ~
気温13℃で小雨が降りしきる中、第32回いぶすき菜の花マラソンスタート!
42.195キロのフルマラソンに男女合わせて1万8,573人がエントリー、食の家族の若手農家も4人が走り始めました!
雨天の中、雨がっぱやごみ袋をかぶって思い思いの格好でランナーが駆けていきます。
序盤5キロ付近を久木田大和、そのうしろを最年長澤田泰之が追う。二人のしばらく先を園山宗光が走る展開。マラソン初挑戦の橋口創也は最後方か。
【左から澤田さん、久木田くん、若けぇもんメンバーばばちゃん】
徐々に強くなる雨。沿道の声援もいつもより少なめ。
200キロを走りこんだという澤田が順調なペースをキープ。スタート前に飲んだバームで脂肪を燃やしつつ前を見つめる。
降りしきる雨と上がらない気温。先頭の園山はペースが上がらず体が温まらない。
開聞岳を眺める17キロポイント。
最後尾の創也が一定ペースでたんたんと走る。
20キロ~25キロ付近。大会名物の豚汁やぜんざい、茶ぶしが振舞われる。冷え切った体にしみ込む温かい食べ物。
久木田は豚汁にぜんざいと積極的に補給、ここで振る舞いに一切目もくれない澤田が逆転、2番手に出る。
フラワーパークの25キロ、マンゴージュースの差し入れ、これが美味しい!園山、久木田飲むも澤田はこれも取らない!
ここから応援も少なくなる農道へ。
28キロ。さえぎる物がなくなり一段と雨風が強くなる、というかもう暴風だ。
久木田は体重を支えられず隣のランナーに衝突。
創也はめがねが濡れて視界悪く、カッパも風にあおられて体が水浸し。
走る前は元気だった創也だったが・・・ 【若けぇもん出走メンバー集合写真。黄色いかっぱがソウヤ】
しかし意地でも止まらない創也はここで久木田を抜いて3番手に。
このあたりでリタイアが続出。救護車がサイレンを上げて走り回る。
収容バスも慌しく動く。
さて先頭はどうなったか?!
33キロは海抜ゼロメートル、山川港。
吹きつける強風が容赦なくランナーの体力を奪う。
先頭園山、走ってはいるが歩いているのと速さが変わらない。
満身創痍で港から温泉街へと上る。
すでに去年のゴールタイムが経過。かなり遅れ気味だ!
その背後に迫りくるのは!?
おー!まだおふざけ兄ちゃん(澤田)が元気に走っている!
カッパは破れ、体はふらふら、しかしトレーニングの成果で足は動く。
そこから数分遅れて最年少の創也、さらには久木田。
まれに見る混戦か?
さぁいよいよゴールまであと4キロ、最後の直線に入った。
逃げる事務局長、追いかける二人の合鴨米農家。
最後の力を振り絞るランナー。
「AKB」とZARDの「負けないで」が選手の背中を押す。
そしてゴール!!
先頭は・・・
5時間38分。
事務局長!園山が逃げ切った!
すぐに二番手やってきた!
これは・・・
最年長澤田だー!
僅差の5時間42分。
さらには合鴨農家対決には及ばずも橋口創也が帰ってきた。
なんと5時間45分!
勝負あり!
遅れて久木田到着。山川漬けを食べ過ぎて6時間20分。
というわけで正解は②園山→④澤田→①橋口→③久木田でした~
ちなみにエントリー1万8,573人のうち、完走者は1万4,204人で完走率は76%でした。4人に1人が棄権またはリタイアという過酷な天気でした~
記録より記憶に残る大会を走りきったので、また今年も生産者陣はがんばれると思います。ありがとうございました。
2013年01月14日
雨、風、気温も低く
われらが食の家族の若手陣もなんとかかんとかゴール。結果はまた後日お知らせしま~す
2013年01月09日
明日は寒いです!
明日の最低気温は鹿児島市内で1℃、最高8℃です。
ただでさえ冬場に野菜が凍りついている畑では、明日の収穫はどうなるんでしょうか。
今からだいぶ冷え込んでいます。


根の張り具合は並大抵じゃないです。
これが今度の日曜日じゃなくてよかった!
私を含む食の家族の生産者4名が恒例のいぶすき菜の花フルマラソンを走ります
エントリーしているのは・・・
エントリーNO① 橋口創也(27) 鹿児島市
チーム最年少の合鴨米農家。昨年結婚して今年はパパになる予定フルマラソンは初参加とあって目標は「完走」。若さで勝れるか!?
エントリーNO② 園山宗光(30) 鹿児島市
こちらは新米パパおむつ洗いで腕筋はつくもマラソンに必要な足の筋肉はやや足りないか。昨年かろうじて4時間台でゴールしたが今年はどうか!?
エントリーNO③ 久木田大和(30) 霧島市
ご存知さつま芋名人。2児のパパで子守に忙しいため?練習不足とか。3年前に4時間一桁の快記録を出したのは幻だったか、去年は澤田さんに敗れる波乱ぶりリベンジなるか!?
エントリーNO④ 澤田泰之(37) 出水市
年末についたお餅のように粘りの走りができるか!?
若手パパ軍団、がんばろ~
2013年01月05日
農家の年末年始は
比較的寒い冬になったので野菜の生育が遅く、年末年始はゆっくりでした。
お盆は夏野菜が忙しくてゆっくりできないことを考えれば、正月はありがたいですね。
食の家族の生産者も年末年始はそれぞれにゆっくりしたみたいです。
でも畑は休んでいてもふだんできない仕事が色々出てきますよね。
確定申告に向けて領収書を整理したりとか、畑の地主さんに挨拶回りをしたり、今年の夏野菜の植えつけ計画を立てたりとか。
そう、もう夏野菜のことを考える時期なのです。そのうちこんな風に夏野菜の苗が並びます
計画を立てるにはどの野菜が去年どのぐらい収穫できたか、この成績を見てからでないといけないので、成績のとりまとめ=決算が必要になってきます。
地主さんにも借地料を払って、領収書をもらって、それも成績に反映させます。
高い土地代のところで少ししか収穫ができていなかったら計画見直しですよね。
湧水町あたりでは借地料が1反(300坪ぐらい)で年間5千円~1万円と幅がありますが、当然日当たりがよくて広い畑は高く、その逆は安くなります。
湧水町は空き家もたくさんあって、一軒家の月の家賃が1万円ぐらいのところもあって、けっこう都会から移り住む人も多いです。
日本中で増え続ける休耕地や耕作放棄地はこういう人たちにこそどんどん耕してもらって雇用を生んでいってはどうでしょうか。
今年も元気に頑張りましょう!