2015年04月08日
はらぺこ青虫
ほぼ葉桜となってあっという間に新緑のシーズンです。
雨続きの中では曇りの日も貴重です。
つねに空を見上げながらの作業になりますね~
雨が続いているせいか、いつもは4月からどんどんでてくるグリーンリーフやキャベツが足踏みしています。
2月に杉村農園をみんなで見学に行きましたが、その頃はまだキャベツも植えたばっかりという感じだったんですが、2ヶ月経って少しずつ巻いてきているようです。
なるべくスタートを早く切らないと、暖かくなるとモンシロチョウが飛び始めますからね~
卵を産みつけて青虫が増えてくると、甘い無農薬キャベツはあっという間に餌食になってしまいます。
2歳の娘が「はらぺこ青虫」の本が大好きなんですが、あれはよくできた食育本ですね(^^) でもあんなに可愛いもんじゃないですよ。
本当にはらぺこですから、たくさんこられるともう、出せる状態じゃなくなりますね。
もう8年ぐらい前になりますが、後を継いで間もない頃、キャベツに防虫ネットも被せないで作ったことがありました。
そろそろ収穫かなーと思って久しぶりにキャベツ畑に行ってみると驚きました。
数百匹、いや数千匹のモンシロチョウが乱舞していました。
それはぱっと見、桜の花が風で散っているような光景でした。
言うまでもなく、うちのキャベツも見事に散ってしまいました。
それからはちゃんと防虫ネットを被せるようにしています。
杉村さんのキャベツも青虫の攻勢が始まる前に食べ終わりたいですね。
2015年04月05日
父の行動
山にはつくしやわらび、こごみ、つわにタケノコと、食べられそうなものがたくさんあるので、野菜が少ないときには応援してもらっています。
そうこうしているうちに新しい春葉物がでてきて、キャベツやレタス、豆類が登場して、かぶ、ズッキーニがリリーフしての夏野菜!という流れですね。
畑もずんずん片付いてヒヨドリのエサになるようなものはほとんど見当たりません。
出水の杉村さんは里芋をせっせとスコップで掘り上げて出荷しています。
里芋がうまっている場所には収穫しやすいようにとみちおさんがあらかじめ目印を立てておいて、いざ掘るぞ!と思ったらハプニングが・・・
お父さんと叔父さんが目印を片付けてしまって、里芋がどこにあるかわからな~い!
「え~!? その目印片づけちゃったら意味なくない?」
「里芋掘るっていうからじゃまにならんように片づけたばってん」
「いやいや、それは頼んでないでしょ~」
「そげん言うならじぇ~んぶ自分でやれ!」
と、想像するにこんな押し問答があったんではないかと思われます。
ここで親子のあいだに挟まれた叔父さんがどっちの味方に付くかで勝敗が決しますね(^^;)
3人で仕事をしているとパワーバランスが難しいんですよね。
お父さんたちに仕事を頼むときは、しっかりと事前の段取りをしてあげて、こういう風にしておいてね、と細かく打ち合わせをしないといけません。
先日は湧水農場にいる弟が米が欲しいっていうんで、父が向こうに行くついでに持って行ってもらおうと、車に積んで「これ渡しといてね」と伝えました。
父が帰ってきて車の助手席を見たら、なんと米俵がそのまま「座って」いました。
いったん向こうで降ろしたらしいんですが、帰る時になって向こうからこっちに返す荷物だと思い込んでまた積んでしまった、と不可解な供述をしていました。
「それ、考えたら分かるよな・・・」と内心思いましたが、もっと入念に指示をしないといけなかったな、と反省した次第です。
たまに思いもよらぬ行動にでるようになってきた父世代。
注意深く見てあげながら、農作業を上手にまかせていきたいものです。