2015年06月26日
雨、雨、雨。
今日もまた、雨ですね。
梅雨っていうともちろん雨がよく降るわけですが、そのあいだで晴れ間がのぞくものですが・・・ 平年比3~5倍の雨量と言われて納得しますね。
本来なら夏野菜がどんどん出てくるこの季節、残念ながら野菜が少ないです。
そのやま農園ではとまとがやっととれはじめましたが、病気も入ってピンチです。
雨が続くと病気にかかりやすくてですね、トマトは特に注意が必要です。
トマトは去年と同じ畑で作ると「連作障害」が起こってうまくできないため、しばらく畑を休ませていました。
トマトにいたずらをする悪い虫や病気が土の中にはたくさんいるので、それが少なくなるまで待って、それ対策の植物を植えたりして十分充電したんですが・・・
それでもこの長雨で病気がでてきやすい環境ができてしまいました。
十分に土を休ませただけあってトマト自体はとても元気で、実をたくさんつけています。
人間と同じで植物が元気に育っていれば病気にもかかりにくいです。
だから病気が広がるのもなんとか回避してくれないかな~と思うところです。
特に雨が多い指宿ではオクラの収穫量が増えるどころか減るいっぽう、前園さんも困惑顔です。
花が落ちたり、着果しても大きくならずに落ちたりとこんな感じで出荷できないそうです
スイートコーンの畑は田んぼのようにプール状態なんだとか。
厳しい夏のスタートになりましたが、ここは耐えて耐えて、早く太陽をみたいですね~
2015年06月13日
第1号は
本格的な梅雨に突入して農作業もほぼストップ状態となりました。
梅雨だから働かないというわけにもいきませんが、仕事内容は限定されますね~
たまの晴れ間がほしいところです!
湧水町の上嶋さんが夏野菜の一番乗りで3冠王獲得です
ズッキーニ、新じゃがに続いてピーマンがもうとれはじめたとのこと!
全生産者の中で最初に収穫が始まりました。
私が食の家族にきてからの10年間でもこの時期の出荷は記憶にないです。
やりますね、新人の上嶋さんは。※写真は去年の畑
指宿市の前園さんのオクラも始まりそうです。
これもこれまでで最速です。
まだ物産館などにも少ししか出ていないですよね~
スイートコーンも順調なんだそうです。
7月になりそうですが。
そのやま農園のトマトも一日晴れてくれれば熟れてくるんでしょうが、まだ青いままぶらさがっています。
先日トマト畑を見回ったときに、たった1個だけ熟れたのがあったんですよ。
ついに第一号!
と思って収穫すると、裏半分ががっつりとつつかれていました。
多分カラスだと思います。湧水農場には昔からこの畑を見回っているつがいのカラスがいるんですが、今年も第一号はカラスに先を越されてしまいました。
やりますね、カラスは。
今年はたくさん作ってるから少しぐらい食べられても大丈夫ですが、序盤はほどほどにしてもらいたいですね!
2015年06月10日
東京会員
6月に入って夏野菜がひとつ、またひとつと採れ始めてきました。
やっぱり農家の楽しみは収穫のときじゃないでしょうか。
それまでがとても長いので、無事に収穫が始まった時の喜びはひとしおです。
じゃが・たま・にんじんが揃うのは一年中で今だけです。
そろそろ人参もなくなってしまうし、玉ねぎも秋ぐらいまでしか出せないですよね。
野菜の旬は短いです。
そんな中でいわゆる「春じゃが」がやっと6月になった今登場です。
トップを切ったのは暖かい指宿の前園さんや錦江町の真戸原さんではなく、またも新人の湧水町、上嶋さんでした!
世間ではとっくに出回っている新じゃがですが、食の家族の生産者は5月~6月の収穫です。もう、“夏じゃが”です。
きゅうりも桜島の灰でブレーキがかかったものの、なんとか収穫が始まっています。
これからの旬はきゅうりやズッキーニ、ソムリエかわさきのレシピも参考にしてたくさん食べましょう!
先週は東京に行っていましたが、いつもお世話になっている東京会員の方々と初めてお会いすることができました。
ある個人の会員さんはご連絡を差し上げると喜んでくださって、わざわざ会いにきてくださいました。
震災があったあの年に、食の家族には関東地方からの注文が殺到してパンク状態だったんですが、そのときに注文をくださった中のおひとりで、以降ずっと野菜を送っています。
そんなに頻繁にメールのやりとりがなかった方だけに、とても大切に使っていただいている様子が分かって嬉しかったです。
銀座にある「銀座野菜蔵JIMI」さんというお店にも初めて行ってきました。
こんな東京の真ん中で鹿児島の野菜が活躍しているのを聞くと感慨深いです。
「うちの息子はがんばってますか?」って親が訪ねていく様な気分でした。
それにしても東京の人は歩く、歩く、それでも歩く!
私ら農家よりよっぽど歩いてますよ。
収穫の時は畑にトラックを横付けして、ほとんど車移動ですからね。
歩き回っただけなのに、筋肉痛になりました。
薩摩男児、もっとがんばらねば!
2015年06月03日
オーロラ堆肥
梅雨入りしたと思ったらいきなりの大雨ですね。
今日は西のほうから大きな雨雲が次々と日本列島を通過していきました。
全国一斉に梅雨入り??
という前線の位置ですね。
ただし明日は嬉しい晴れマークがつきました。
もう、明日しかないです。
きのうからの大雨でズッキーニの枝が折れたりという被害が出ています。
梅雨入り直後からこうだと先が思いやられますね~
雨で喜んでるのはキュウリです。初物がとれそうです。
梅雨入りからとれはじめて6~7月がピーク、梅雨が明ける頃には収穫が少なくなっています。
何本か食べてみましたが、今年は特に美味しい!(気がします)
食の家族の事務所がある市内五ヶ別府町のそのやま農園では、肥料といえばほぼ自家製堆肥を使っています。
堆肥の材料は刈り草や落ち葉です。
草を刈ったり清掃をする業者の人たちが昔から農場に材料を持ってきてくれるので、それを4ヶ月ほど発酵させて植物性堆肥を作っているのです。※写真は冬場なので草から湯気がたちのぼっています。
父・国光氏は「三度の飯より土づくり」っていう人なので、野菜を作っているというよりは健康な土を作るために働いているような感じです。
その父が長年かけて作りだしたのがこの堆肥で、詳しく説明しようとすると100ページぐらいの本になってしまいますのでここでは省略しますが・・・
実際に本を何冊か書いて、自費出版してまで世に送り出そうと夜な夜な執筆活動をしています。
去年あたりから堆肥に「オーロラ堆肥」と名づけて販売し始めていますね。
名前の由来は近々出る?本に書いてあるんでしょうが、なにせ内容がちょっと難しい、というかだいぶ難しいんで私たちもわからない部分が多いんですが、70歳になってそろそろ堆肥づくり、土づくりの集大成だといって美味しい野菜作りに励んでいます。
そんな土づくりの成果がでてきたのか、五ヶ別府農場の味が美味しくなっているようです。
湧水の第二農場ももっと美味しい野菜が作れるようにがんばっていきま~す!