2014年05月28日
山の人
うめにラッキョウと漬けるのが楽しみな季節ですが、今年は梅が裏年でしょうか、あまりなっていません。
果物はよくなる年とならない年が交互にやってきますが、ならない年を裏年と呼んでいます。
杉村さん家の甘夏が今年はウラらしいです。
いつもはいっぱいありすぎて収穫しきれないぐらいですが、今年は注文分を集めるのに大変なんだそうです。
サルのように木登り上手な息子のみちおさんが必死に収穫しているようですよ。
木から木へと飛び移って・・・はいないと思いますが、木の上の魔術師は自由自在です。
県北部の出水市にある杉村農園はみかん山をたくさん持っていて、畑もいっぱいあります。
山だけでも相当な広さがあるので、季節によっては椎茸やわらび、つわ、タケノコ、そして今収穫中のこさん竹と豊富な食資源があります。
こさん竹も山を駆け回りながら収穫してくるそうで、数百本から多い時には1,000本近くをとってきます
食べ方は皮をむいてから、下ゆでせずに使えます。
天ぷらや味噌汁、煮物などに使うと美味しいです。
お父さんから「百姓がばたばたすんな!」と言われるほど、畑や野山を縦横無尽にかけまわる未知男さんはまさに「山人」ですね。
その名のとおりで潜在能力は未知数の男です。
将来に向けて色んな果物を植えて果樹園にするそうですよ。
またみんなでいきましょう♪
2014年05月21日
じいちゃんは種を蒔いたか
今年はなんだかキャベツの結球がばらついていてですね、出水の杉村さんも大隅の真戸原さんも数が揃わなくて少しずつの収穫でした。
春先の低温が響いたようで、秋のキャベツから春キャベツまであまりよくなかったというのが今シーズンです。
そんな不作野菜があるとおもえば、久木田農園の黄金千貫がいまだに良い状態で保存がされていて、これがまた甘くなっているんですよね。
もうさつま芋は秋の収穫に向けて苗を植えこんでいる最中なんですが、去年産がまだ食べられるっていうのはありがたいです。
季節はめぐっていますね。
オクラやスイートコーンの種まきが済んだとか、白ナスは調子がいいけど黒なすは今ひとつとか、はたまた「インゲンが今3センチぐらいだ」といった畑からの情報が届くと、夏が迫っていることを実感します。
橋口さんと前園さんの、あのスイートコーンの感動は再びあるのか?
花牟礼じいちゃんは小玉スイカの種をちゃんと蒔いたのか?
など、この夏も楽しみは尽きません。
6月からは「水曜朝市」をはじめようと思っています。食の家族のうりのすけ号が人が集まりそうな場所に出向いて夏野菜販売をしようと考えています。団地、マンション、よさそうな場所を探していま~す
2014年05月14日
虫
こうも暑くなると虫たちが俄然元気になりますね。
小松菜やグリーンリーフなどにはヨトウムシ、ほうれん草はハモグリバエ、キャベツにはおなじみの青虫と野菜によってやってくる虫の種類も分かれます。
虫食いだからご勘弁を! っていうわけにもいかないのでなるべく虫食いの葉っぱは取り除いていますが、それでも少々虫食いはあると思います。
なかには虫がくっついてきたりするので、「虫はできるだけとってくださいねっ」という会員向けアンケート結果もありましたね~
でも青虫をそのまま飼ってみたら、さなぎになってモンシロチョウになって面白かった!という親子もけっこういるようですね。
さらには「虫食いのある葉っぱは食べても大丈夫でしょうか?」
といったお問い合わせももらったことがありますよ(^^;)
もちろん大丈夫です。むしろ安心です。
虫にまつわるお便りはいろいろありますね~
当然言わない方の中にも、キッチンで料理しようと思ったら野菜から虫がでてきて「ぎゃっ!!」と飛び上がってしまう方もいるんだろうな、というのは想像に難くないですよ。
うちのスタッフも虫嫌い、クモ嫌い、ヘビ嫌い、野菜ギライとバラエティに富んでいますから、いろいろあるんだな~と。
え 野菜ギライとはなんだと
大丈夫です。うちの野菜を食べてちょっとずつ好きになってもらえれば!
皆さんも無理せず、どうしてもだめな野菜は教えてください。
食べきれないようだったらお休みもOKです。
自然と生活の中に有機野菜が入り込んでくれたら、それが嬉しいことだと思います。
2014年05月07日
5月は豆でしょ
連休も終わって今日からはまたいつもの日常です。
畑は夏モード全開で汗ばむ陽気、半そでシャツで暑い夏を迎える準備はOKです。
キヌサヤ、スナップエンドウ、グリーンピースと豆類が充実しています。
豆はこの5月に爆発的にとれて、ぱたっと終わってしまう旬のもの。
キヌサヤっていうものを初めて作ってみましたが、薄っぺらいですね~(^-^)
採っても採っても籠が重くならない、これはお年寄り農家には嬉しい野菜でありますね。
しかしながら若いもんには物足りないというか、大根を力いっぱい抜いているほうが性には合っているような・・・
豆はびっちりできるので、収穫が追いつかなくて取り残しが出るんです。
そうするとキヌサヤが丸みを帯びてきて中の豆が膨らみ、もうグリーンピースみたいになっており、
グリーンピースは豆が膨らむ前はキヌサヤとまったく同じような格好をしており
畑が隣同士なもんですから、生産者といえども区別がつかなくなってしまいますね。
白くてかわいい花とか葉っぱの形や姿までほとんど見分けがつかない両者はキヌサヤはさやごと食べて、グリーンピースは中の豆を食べる。真戸原さんちが作っているスナップエンドウはさやも豆も食べる。
というぐあいに食べ方がそれぞれです。キヌサヤとスナップは筋をとらないといけませんねー
収穫も大変なら下ごしらえもひと手間なんですが、これも秋にタネを蒔いてから冬を乗り切り、収穫までは半年ぐらいかかっていますので、今だけだと思ってたくさん食べてもらえたらありがたいです
2014年05月06日
生育ゆっくり、性格のんびり
この暖かさで葉っぱものは倍、倍で大きくなっていくので1週間も収穫がずれこんだらたちまちジャンボサイズになりますね。
普通の畑では歯止めが効かないスピードで大きくなるんですが、不思議にブレーキがかかるのが杉村農園
冬はいつまで経っても大きくならないこともあってじれったいですが、暖かいときはこのブレーキがいい働きをしますね。
ゆっくり育つ杉村農園だから、野菜もいい味を出します。【写真は日本ガス情報誌「ひだまり」より】
しかし
それ以上にゆっくりな畑が湧水町にあります。
一部で肥料を使わない自然栽培に取り組む内海農園です。
就農2年目の新人農家ですが、今年たまねぎを無肥料で作ってみたところまずまずの出来のようです。
生育がのんびりな上に収穫の合図である茎が倒れる現象が始まったので全体的にかなり小玉ですが、玉が引き締まっていて日持ちがいいらしいです。 内海農園はみんなのんびりタイプ、野菜と同じです。