2012年06月28日
あじさい革命

小屋仕事は片付けど、畑は草ぼーぼー どうしましょ状態です

日曜日の田植えツアーは奇跡的に雨がやんでる中で決行できました。
この大雨で植えた苗が水没していないか心配です。
最近メディアに引っ張りだこ?の澤田泰之さんは、お米シーズン中に広大な、何ヘクタールという畑のまわりのアゼを3周ぐらい草刈りで回るそうです

自分だけで無農薬の米作りをやっていれば、草を生やし放題でもいいかもしれませんが、そうはいきません。
「あたいげんの田んぼに虫が飛んでくら~い」
要約=私の田んぼに害虫が飛んでくるから(草を刈ってくれ)
と言われる前に刈っといたほうがいいですね。
水の問題もしかり、みんなで決まった時期に用水路の掃除や周辺の草刈りをして、決まったタイミングで水を田んぼに引く。共同歩調をとることが鉄則です

さて、県知事選挙まで残り10日。
こないだは消費税上げ法案が衆議院を通過。大飯原発再稼動に向けても着々と進むこのごろ、国民の声が政治に反映されにくい形になりましたね

毎週金曜日に総理官邸前に集まる大飯再稼動反対デモ、通称「あじさい革命」は主催者発表で22日が4万5千人。
官邸周辺をタクシーで回った映像があったので見てみてください。すごい人の数です。
先週はテレビ朝日の報道ステーションが大きく取り上げたこともあり、今週金曜日はおそらく数十万人規模に膨れ上がるんではないかと思います。
さて、鹿児島

デモで民意を示すことも大きな力

しかし鹿児島はみんなが参加できる知事選挙という形で、再稼動に待ったをかけることができる、千載一遇の機会を迎えています。
川内原発再稼動をとめることができる、向原よしたかさんをぜひ応援してください

官邸前4万5千人デモ、タクシーで1周した映像
http://knn.typepad.com/knn/2012/06/%E3%81%82%E3%81%98%E3%81%95%E3%81%84%E9%9D%A9%E5%91%BD-%E5%A4%A7%E9%A3%AF%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8D%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%83%87%E3%83%A2-20120622fri-1.html
2012年06月23日
県知事選スタート!

食の家族では原発に代わる新エネルギープランを主軸に立候補した向原よしたかさんを全面的に応援しています

告示後ということでどんどん応援していきます。
それは去年の原発事故が起こる前のことでした。
鹿児島市内から50キロ圏内、川内にある原子力発電所を見学に行きました。
職員の方が、五重の壁で守られた原子炉の安全性をそれはそれは丁寧に教えてくださいました。
「あ~ これなら少々のことでは大丈夫なのかもな

と正直思ってしまいました。
それが間違いだったというのはあの事故でも分かったのですが、私にはもっと気になるポイントがありました。
原発の原子炉はご存知のように超高熱で、それを冷やすために海水を取り込んで冷やさないといけないんです

目の前で見たのは、川内原子力発電所に取り込まれる大量の海水、そして7℃も温まった排水が、また海へと戻っていく様子でした。
その排水の流量は1級河川である川内川の流量に匹敵するものです

分かりやすく言えば、大雨で増水した大きな川のようにものすごい勢いで海に帰っていってるのです。これがあそこではいつも当たり前の光景です。
原発が川内にできてから、近くの漁協では漁獲量が5分の1になったところもあるし、海藻が全滅した場所もあります。サメやエイなども頻繁に死亡漂着しています

事故を起こさなくても海を汚して、生き物たちを苦しめているのはどう考えてもダメですよ。
漁師が魚をとる海は私たちにとっての「畑」であり「田んぼ」。
長年にわたる先人たちの努力で守られてきたきれいな宝の畑を、汚されるということを許せるんだったら、私はこんな仕事はしない

原発をやめるということはきれいな海や畑や空気を守り、安心な食べ物を守り、人々の未来に希望を与えます。
原発をやめることができる唯一の人!(といっても2人しかいませんが)、むこはらよしたかさんへのご支援をよろしくお願いします。
向原よしたか公式ホームページ http://mukohara.net/
勝手にCM第四弾 『ムコハラさんってこんなヒト』完成しました

http://youtu.be/7fEmPYOiB6E
2012年06月20日
土ドクター
日曜日は澤田さんの田んぼで食の家族の年中行事、田植えがあります。
こどもたちもたくさん参加予定で、バスでにぎやかに行ってきます。
今年はトマトがまずまずのスタートダッシュ!
最初に花が咲く、足元の1段目の果房にしっかり実がついています。
その上に2段目かぼうが青い実をつけ、さらに上の3段果房がふくらみ始めているところです。
どんどんトマトの木が大きくなるにつれて実がなる位置も高くなっていき、最終的に頭の上ぐらいの高さの10段目ぐらいまでとれたら御の字です。
「果房」というぐらいなのでその“ふさ”には4個ぐらいの実をならせます。
そうするとうまくいけば1本のトマトの木から10段×4個=40個とれるってことですね。
1,000本植えていれば1,000本×40個=4万個?
こりゃあ大もうけだ!
大きな新品トラクターを買うぞ!
と、捕らぬタヌキの皮算用をしていた頃がなつかしい・・・
(農業の場合、いい車を買おう!ではないんですね)
あれ以来、有機農業ほど計算が当てにならないってことは十分勉強になりました。
実際は途中で病気になって枯れたり、害虫にやられたり、あるときは台風で吹っ飛ばされたりと、激動の人生をやさいたちは送っています。
だから世話しているほうもはらはらします。
でも人間にできることはすぐに薬を飲ませたり、病院に連れて行くことではなく、あくまで植物の免疫力を高めて強い体にすることです。
そうして健康な土を育てながら待っていれば、何年か経って植物たちがそれに応えてくれるようになります。
いい野菜を作るには、土の健康状態を診られるドクターにならないといけませんね。土ドクター。何かいいですね。
では台風5号にお気をつけください。
夏野菜がいろいろとれはじめました

2012年06月16日
父の日にトマト
きのうはまさに土砂降り、今朝もかなり降りました。
来週は台風がきそうなことを言ってますね。
梅雨は毎年天気が荒れるものですが、今年はどうなることか。
きゅうりが現在ピークで一日に100キロぐらいとれています。
迫りくるカラスやたぬきたちをかわしてトマトやスイートコーンが収穫を迎えました。
スイートコーン、そりゃあ動物が狙いますよね~ そのまま生で食べても甘い! 口の中に砂糖水がじゅわ~っと出てくるかのような感じです。
トマトも2月に種を蒔いたものがこれから収穫なので時間がかかりました。
苗作りから一貫して担当している父は毎年、トマトが初収穫になった時には会員の皆さんに「トマト初収穫御礼」とか言って一筆書くんですが、トマトには人一倍強い思いがあります。
そんな父を知ってか、さっき湧水町のトマト畑から帰ってきた弟が、父が担当するトマトの収穫第1号を持って帰りました。
丸まると大きく実った完熟トマトでした。
そのウイニングボールならぬウイニングトマトは忘れかけていた父の日を思い出させてくれました。
そして「そのトマトは親父にだからね」と電話を受けたとき、まさに私はそのトマトにかぶりつこうとしていました。
あぶない、あぶない。
今また大雨が降ってきました。
堆肥小屋の屋根の雨どいに灰が積もって雨水が流れないらしいので、ちょっと高所作業やってきます。
危ない、あぶない。
2012年06月13日
ジャガイモを掘るタイミング
おとといは小雨が降る中でリアルタイム天気予報を携帯で見ながらジャガイモ掘りでした。
収穫量はまずまずというところでしょうか。
もう少し待てば芋が大きくなってくるんですが、急がなければならない理由が・・・
ジャガイモは早掘りか、じっくり太らせるか判断が難しいです。 これはジャガイモの花
梅雨に入るとじゃが芋の葉に疫病がまん延してくるんですね~
葉が茶色くなって枯れてしまう病気なんですが、そうなると土の中の芋は生育がストップ。小さいまま収穫になります。
普通はそれを防ぐ農薬があるんですが、食の家族は農薬不使用。
おまけに掘らずに梅雨のあいだ土の中にうまったままになると、芋じたいにも病気が入ったり、腐りやすくなります。
そういう訳あって早く掘らないとならない反面、時間をかければ大きくなるのでぎりぎりまで待ちたいというせめぎあい。
そして雨が降る中で掘っても収穫したものが傷みやすくなるので、梅雨の晴れ間を縫うように収穫せねばならないんです。
今日は最高の掘り日和でしたね~!
これぐらいはっきりしていれば堂々と芋ほりできますが、「曇りときどき雨」みたいな天気では農場長の判断が問われます。
ころころ変わる天気なら、仕事内容もころころ変わるのがこのシーズンです。自然に振り回されるのがこの仕事、緊張感あります。
さぁ掘りますよ~
遅くなりましたが新じゃがの登場であります!うまそうであります!
2012年06月10日
ごぼう名人
だいぶ草にうもれちゃったみたいですが・・・
掘り取り機を動かせる人がいないから、奥さんや妹さんが雨が降った時限定で素手で引っこ抜きます。
雨が降ったら土が柔らかくなるため手でも抜けるそうです。
すぐそこに畑があればいつでも手伝いに行ってあげるのに!
まとじぃがこうなったのでうちの農場でもゴボウを作り始めました。
するとやっぱり草がびっしり!ごぼうが見えないところもあります。
最初の芽がデリケートなだけに荒い草取りもできないのでかなり苦戦しました。ごぼうって難しいですね。
さらにごぼうはですね、「連作障害」に弱いので毎年続けて同じ畑で作ることができないんですよ。
まとじぃの場合、1度作るとそこで4年ぐらいはごぼうをやらないそうです。するとごぼうを主力に作ると何ヶ所も畑がいるってことになりますね。
どおりで畑が多いわけですね。さすがごぼう名人!
草に競り勝ったごぼうをこれから少しずつ収穫していきますよ。
2012年06月06日
どうなる鹿児島?
梅雨入りしましたがまだ大して降りませんね。
台風が接近しているらしくむし暑いです
6月は毎年暑いですが、今年はもうひとつ、鹿児島県知事選も熱いです
昨日は選挙を盛り上げたいワカモノが総勢30人集まってこれからの鹿児島について語りました。
「脱原発で新しいエネルギーの未来を考える」陣営ですよ
前回の鹿児島県知事選挙は投票率が38%。
有権者140万人のうち90万人が投票に行っていないんだそう。私も行ったかは定かでないです。
興味がない人が多いんですね~
しかし今回はこれからの鹿児島を変える大きな選挙
原発にまだまだ頼るのか、脱原発を明確にするか
有機農業をずっとやってきたわれわれはやっぱり脱原発です。
たった1年ちょっと前の福島の大事故を忘れてはいけません。
安全だと言われ続けた原発が「ボーン」と大爆発を起こしました。
放射性物質が大量に拡散してしまい、まだまだあの場所に住めない方たち、農業をできない農家が数多くいる中で、農業を諦める人、新天地で農業を始める人。
それぞれがありますが、もう日本であんなことが起こるのはこりごりですよ。
いのちの源である野菜やコメを安心して作らせてほしいです
南国のこの鹿児島から日本中へ、そして世界中へ、原発に頼らない暮らしのあり方を発信したい
というわけで、8年2期の実績がある現職知事にチャレンジする本屋の社長の一騎打ちから目が離せません
社長のホームページもありますよ。
http://mukohara.net/
さて、投票まであと1ヶ月。競って投票率を上げていきましょう