2013年04月28日
スタートダッシュ
夏野菜はスタートダッシュに成功すれば、ぐんぐん大きくなるので収穫も自然と早まります。きゅうりはダッシュに成功、5月下旬には収穫が始まりそうです。園山農園の鹿児島農場にはキュウリが植えられていますが、コンパニオンプランツを一緒に植えています。
コンパニオン・・・は一緒に植えると病害虫を防ぐ効果がある植物のことをいい、きゅうりに対してはラディッシュとネギを植えています。
スタートダッシュ成功すれば収穫までつっぱしるだけですが、たとえば野菜の苗が霜でやられたり、乾燥に遭ったりしてつまづくと、それをリカバリーするために時間を割かれ、ほかの野菜の管理に手が届かないということもでてきます。
たとえば夏野菜の生育が出遅れて収穫が長引くとすると、秋野菜の準備は夏のうちにやりますから、畑が空かない、秋作の準備を始められないってことにもなりますね。
当然冬の作物にも影響がでてきます。
年間たくさんの種類の旬野菜を作る有機農業では一年の流れがとても大切で、畑をどのように回すか、すなわちどこに何を作るかのやりくりに農家はけっこう頭を使います。
暖かい鹿児島の気候を考えたとき、全国に先駆けた春の野菜の収穫と、夏野菜の準備を同時にしなくてはならない春は大事で、去年失敗が続いた場合は逆にリセットするチャンスでもあります。
“一年の計は春にあり”
ですね。
2013年04月24日
地球について考える
日曜日はテンパーク(中央公園)で恒例のアースデイが行われました。
食の家族もメンバーの生産者から集めた野菜や加工品、平飼い卵を販売しました。
天気も最高だったので、私の記憶の中ではこれまでで一番来場者が多かったように思います。
発展途上国での貧困や飢餓。私たちの国では飽食、ものあまり世界。地球上でのアンバランス
一方で増え続ける世界人口は70億人を突破、2050年までには90億人を超えるとみられている。
日本では少子高齢化でその実感は乏しい。
さらには農業の高齢化と後継者不足、耕作放棄地の増加。
これから先も輸入に頼るの? 当たり前に輸入できるのは今のうちではないだろうか。
休んでいる畑をどんどん耕して、来たる食糧不足の時代に備える必要がありありだ。
内戦、紛争、戦争、テロ。 私たちの国は一見平和ですが、世界に目を向ければあちこちで争いごとが絶えません。
すすむ温暖化。どこかの大臣、「原発が止まっているからCO2が増えた」などと言っている場合ではない。
原発をなくして、かつ化石燃料の使用も減らしていく方法を考えないと。
「アースデイをやらなくてもいい日が早く来てほしい!」 ごもっとも
いつも地球にやさしいことを考え、楽しく行動し、幸せな毎日でありたいと思う。
ヤスラギフトを受け取ったあなたの笑顔が、これからもあなたの幸せにつながりますように
2013年04月20日
南フランスより
きのうは事務所に突然、ある人物から電話がありました。
覚えている方はいると思いますが、以前食の家族に野菜を出していた神野(じんの)さんでした。
今はなんとフランスに移り住んで有機農業をしているんですよ!
大物ですよね。いや、本当に身長190㎝近い大物なんですが。
フランスから電話をかけてくるとはよっぽどの用事だと思って、「どうしたんですか?」
と聞けば、「食の家族に枝豆を出していた時、何グラム入れて出していましたかね?」という内容。
なんじゃそら!?
と思いましたがそこは抑えてワケを尋ねれば、フランスで枝豆を出荷する先から、どのくらい収穫があるのかを聞かれたけど見当がつかないので参考に聞いてみようと思ったそうです。
指宿の前園さんの近くの畑を借りて以前も作っていたようなわさび菜や小松菜などを植えたら、地元の人たちから喜ばれているんだとか。
有機農業の盛んなフランスでの野菜作り、とても理想的です。
☆有機農産物シェアが伸びてきているフランスでは、普通のスーパーに比較的大きな有機農産物コーナーがあるそうです。ワインが400~500円のものから売られていて、それでも十分美味しくて買っているそうです。
パンやチーズもこだわりのものがあってどれも美味しいそうですよ。
なんだか優雅な暮らしが目に浮かぶようです。
フランスをはじめイタリアやドイツなどEU諸国は有機栽培が盛んで、イタリアは日本より面積は小さいのに、有機栽培をしている田畑の面積は日本の100倍以上あるらしいです。
ヨーロッパはなんか違いますね~
じんのさんの畑の場所は地中海に近い南フランスで、マルセイユから北西に80キロぐらいの「ベルガルド」という小さな村です。
このままフランスに永住するのかとの問いには
「こっちでいい人でも見つかればそうなるかもしれないですね~ムフフ」
と、どっちともつかないお返事。(※ムフフとは言っていません)
こちらはいつでも歓迎しますから、ぜひまた帰ってきてください(^^)
2013年04月17日
苗植えスタート!
ラディッシュなどというこじゃれた野菜を作っているのはなんと、
あの大農家の久木田農園です。
さつま芋を数十種類、人参もそれはそれは手広くやっていて県外にもどんどん出荷しています。
収穫しては箱に詰めて送るという繰り返しの中で、食の家族のセット野菜用にも面白い野菜をあれこれと作ってくれています。
霧島市福山にあるその久木田農園はもうさつま芋の苗を植え始めるらしいです。
去年採れた芋を春先から土にうめておいて、ハウスの中で芽出しをしていくと、芋から多数の芽が出てきてそれが苗になります。
無数に出てきた苗(おそらく数万本)をこれから5月に向けてひたすら植えていくという作業に入ります。
当然、ゴールデンウィークなどという言葉はありません(^^;)
皆さんがお休みにドライブがてらさつま芋産地を通る機会があれば、きっと農家が苗を植えている姿を見かけると思います。
野菜農家も今週から一斉に夏野菜の苗植えがスタートしました
忙しい4月、さらに忙しい5月、そして実りの6月まではまだ先が長いです。
2013年04月15日
週末はアースデイかごしま
『アースデイかごしま2013』 キラキラ贈るヤスラギフト
2013年4月21日(日) @テンパーク 10:00~16:00
後援:KTS鹿児島テレビ KYT鹿児島読売テレビ MBC南日本放送 KKB鹿児島放送
NHK鹿児島放送局
主催:アースデイかごしま実行委員会
《HP》
earthday-kago.net
《facebookページ》 http://www.facebook.com/earthdaykagoshima
《twitter》 http://twitter.com/kagoshima_earth
鹿児島を中心に活躍する、豪華6アーティスト!
《LIVEスケジュール》
1.西 聖夜
11:00~11:30
2.コジマサトコ
11:30~12:00
3.バケツハウス
12:30~13:00
4.中村てつろう
13:00~13:30
5.BON DX
14:00~14:30
6.武者ドレッド
15:00~15:30
7.赤星バンド
15:30~16:00
ブースは全56店舗!
素敵なお店がたくさんです♪
かごしま食の家族(有機野菜)
南方新社(郷土本)
BOROO(フェアトレード雑貨・岩塩)
工房まる(手作り雑貨)
当房・kaya(陶器・古着リメイク雑貨)
satamisaki organics(オーガニックコスメ)
石原ひろゆき(アート)
MOUNTAIN HIGH CANDLE(キャンドル)
ビッグイシューかごしまサポーターズ(ホームレス自立支援雑誌)
メリーピース(フリーマーケット)
黒潮農場(坊津天然塩)
はかせ農園(有機の野菜を枕崎から)
peace bird(書道&占術)
チコさんの手作り子ども服(子供服・自然農栽培野菜)
コリス工房(手作りのまあるい器)
ちゃんさめ書店(仮)(本)
りゅうちゃん(大豆)
テルミン(古着)
cheerfulmark(ジャンベ・雑貨)
たね(手作り雑貨)
花ごよみ(キャンドル・手作り雑貨)
ラグーナ出版(本・手作り雑貨)
自然農 福崎農園(有機茶)
ホメホメクラブかごしま(ホメオパシーミニ相談)
陽だまり屋・臥蛇島プロジェクト(雑貨)
漢方相談
リリーフカイロプラクティック(整体)
マイトレーアー女神のユニット(びわの葉温灸&西洋占星術)
《展示》
鹿児島コミュニティシネマ
森の学校楠学園
天文館アトムズ
ママトコかごしま(ママと子どもを放射能から守る会)
め組JAPANかごしま(東北震災支援)
ホームレス生活者支え合う会
《ワークショップ》
NPO法人PandA ダンボールハウス作り
出張アトリエ(大人と子どものお絵描き教室)
おはなし銀行(夢預かります。聞かせてください)
みんなのでんき(太陽光発電でジュースをつくろう)
Sea Jewel(珊瑚やシーグラスの小物作り)
雑木のおもちゃと鳥の家をつくろう(1歳から一緒に作るおもちゃ)
《ごはん》
自然食レストラン作楽(ベジカレー)
地球畑カフェ
黒潮農場・野良飯屋(手打ちパスタ)
森のパン屋 ふくろうのパン(薪で焼いた天然酵母パン)
スタジオもみの木(豆乳チャイ・自家製小麦のスウィーツ)
I MAN 堂(手作り雑貨・コーヒー・お菓子)
ムーンガラムマサラ(ヘルシー焼きそば・ジュース)
おぐら鮮魚店(さつま揚げ)
tonto(釜焼きピザ)
ブックカフェ臼井(セレクトブックとドリンク)
シナモンリーフ(クッキー・お菓子)
2013年04月15日
週末はアースデイかごしま
『アースデイかごしま2013』 キラキラ贈るヤスラギフト
2013年4月21日(日) @テンパーク 10:00~16:00
後援:KTS鹿児島テレビ KYT鹿児島読売テレビ MBC南日本放送 KKB鹿児島放送
NHK鹿児島放送局
主催:アースデイかごしま実行委員会
《HP》
earthday-kago.net
《facebookページ》 http://www.facebook.com/earthdaykagoshima
《twitter》 http://twitter.com/kagoshima_earth
鹿児島を中心に活躍する、豪華6アーティスト!
《LIVEスケジュール》
1.西 聖夜
11:00~11:30
2.コジマサトコ
11:30~12:00
3.バケツハウス
12:30~13:00
4.中村てつろう
13:00~13:30
5.BON DX
14:00~14:30
6.武者ドレッド
15:00~15:30
7.赤星バンド
15:30~16:00
ブースは全56店舗!
素敵なお店がたくさんです♪
かごしま食の家族(有機野菜)
南方新社(郷土本)
BOROO(フェアトレード雑貨・岩塩)
工房まる(手作り雑貨)
当房・kaya(陶器・古着リメイク雑貨)
satamisaki organics(オーガニックコスメ)
石原ひろゆき(アート)
MOUNTAIN HIGH CANDLE(キャンドル)
ビッグイシューかごしまサポーターズ(ホームレス自立支援雑誌)
メリーピース(フリーマーケット)
黒潮農場(坊津天然塩)
はかせ農園(有機の野菜を枕崎から)
peace bird(書道&占術)
チコさんの手作り子ども服(子供服・自然農栽培野菜)
コリス工房(手作りのまあるい器)
ちゃんさめ書店(仮)(本)
りゅうちゃん(大豆)
テルミン(古着)
cheerfulmark(ジャンベ・雑貨)
たね(手作り雑貨)
花ごよみ(キャンドル・手作り雑貨)
ラグーナ出版(本・手作り雑貨)
自然農 福崎農園(有機茶)
ホメホメクラブかごしま(ホメオパシーミニ相談)
陽だまり屋・臥蛇島プロジェクト(雑貨)
漢方相談
リリーフカイロプラクティック(整体)
マイトレーアー女神のユニット(びわの葉温灸&西洋占星術)
《展示》
鹿児島コミュニティシネマ
森の学校楠学園
天文館アトムズ
ママトコかごしま(ママと子どもを放射能から守る会)
め組JAPANかごしま(東北震災支援)
ホームレス生活者支え合う会
《ワークショップ》
NPO法人PandA ダンボールハウス作り
出張アトリエ(大人と子どものお絵描き教室)
おはなし銀行(夢預かります。聞かせてください)
みんなのでんき(太陽光発電でジュースをつくろう)
Sea Jewel(珊瑚やシーグラスの小物作り)
雑木のおもちゃと鳥の家をつくろう(1歳から一緒に作るおもちゃ)
《ごはん》
自然食レストラン作楽(ベジカレー)
地球畑カフェ
黒潮農場・野良飯屋(手打ちパスタ)
森のパン屋 ふくろうのパン(薪で焼いた天然酵母パン)
スタジオもみの木(豆乳チャイ・自家製小麦のスウィーツ)
I MAN 堂(手作り雑貨・コーヒー・お菓子)
ムーンガラムマサラ(ヘルシー焼きそば・ジュース)
おぐら鮮魚店(さつま揚げ)
tonto(釜焼きピザ)
ブックカフェ臼井(セレクトブックとドリンク)
シナモンリーフ(クッキー・お菓子)
2013年04月13日
季節は巡る
明日は大隅半島最南端の南大隅町での町長選挙!
自然豊かな鹿児島の土地に核のゴミを持ち込むような行為には反対
大隅の自然を守ってほしいです
もう原発はいらないでしょ!と思うんですがどうなんですかね。
原発を動かすことで危険な核のゴミが増え続けて、南大隅のように自然豊かな地方にこれを持ってこようとなる。
持ってこられるほうは誰もが反対するだろうから、処分のしようがない。
それでもまだ原発を動かそうとなっている。
私なんかには理解できない不思議な動きです
今朝も大きな地震がありましたが、こんなにひんぱんに地震が起こるようなところにぼんぼん原発を建てたのは日本だけです。
アメリカもフランスも原発大国だけど地震が起きないところにちゃんと建てています。
日本、がんばってほしいですね。
ここが踏ん張りどころだニッポン
来週は霜の心配もなくなるのでいよいよ元気に育った夏野菜の苗を順番に植えていきます。畑も臨戦態勢、忙しい季節を迎えます。
原発が止まろうが動こうが、PM2.5が来ようがこまいが、
季節は巡っていきます。
2013年04月12日
パセリ!?
真戸原農場がスナップエンドウやパセリを収穫しています。
後継者の息子さんが運転免許を取りに通っているあいだにせっせとお母さんが畑作業をやっています。
パセリがありますって言うから思わず
パ・パセリですか!? と聞いてしまったんですが、
本当にパセリでした。
というのも食の家族ではパセリを作った人っていなかったと思うんですよね。
だってパセリですよ?
ためしてガッテンの調査によると8割の人が食べ残してしまう野菜らしいです。
ところが市内にパセリ農家をやっている友人がいて、パセリは飾りじゃない!美味しいんだ!と力説していたことを思い出しました。
なんでも火を通せばあらま?と驚く味になるんだとか。
真戸原さんも卵焼きに入れたりして食べているらしいですが、卵とじやおひたし、白あえとかも相性がいいみたいです。
2013年04月08日
旬にこだわる
年明けに種を蒔いた“新”小松菜、“新”水菜など葉物が新しいものに切り替わりました。
昨年不作だった玉ねぎも今年は好調ですね。
何年か前まで野菜がなくてしょうがなかったこの時期も、作付会議の充実によりチームプレーで乗り切っていきます。
ところで店頭には早い時期から指宿産のソラマメやスナップエンドウなどが並んでいますね。
そういうのをうちの会員さんも見かけると、「食の家族ではまだ出てこないんですか?」と言われます。
そうなんです。食の家族の野菜はきわめて“旬”のど真ん中に出てくるような作り方なので、世間にたっぷり初物が出回ったぐらいに出てきます。
だから僕たちが「初物が採れたど~!」と言って収穫する頃には、もう消費者もけっこう初物を食べていることが多く、わたしたちほどの感動はないことも。
考えてみれば日本は南から北まで温度帯が色々あって、どの作物にしても日本のどこかで作ってるから、そこから運んでくれば切らさずに食べられ
るし、ハウス栽培で暖かくすれば真冬でも夏野菜が食べられる。
そうやって爆発的にとれる“旬”の一番おいしい時期を日本中でずらして作ってきた経緯があります。みんながみんな食の家族みたいに旬の露地に
こだわったらそれはそれで売る方も大変でしょうからね。
普通に売られているものを買うってことはまずないんですが、たまには勉強だと思ってうちで作っている野菜をあえて買って食べてみました。
誠に申し訳ないですが、我が家にはない特殊な?味で最後まで食べることができませんでした。
自分で農業やっててよかったと思った瞬間でした。
2013年04月06日
有機栽培小麦で作る自家製パン
食の家族のお米の生産者、橋口さんはお米や野菜、雑穀、小麦など幅広く作っています。
小麦の収穫は初夏ですが、今は緑がきれいな状態
草も生えてますね~ これでも草を取る予定はないようで、麦は自力で草に勝たないといけませんね。
この小麦も薄力粉、中力粉、強力粉とそれぞれ作っていて、橋口さん家で製粉して小麦粉にしています。
有機栽培の小麦粉とは貴重ですよね。
家におじゃますると奥さんがこの小麦でパンを焼いていました。
うまいっす! コメを作って、パンも自家製で作れたら強いですよね~
息子よ、かなり幸せな環境だよなぁ~
しっかり後を継いでね
2013年04月03日
選別する作業
春キャベツといえば3月から4月ぐらいが柔らかくて食べ頃です。
秋ぐらいに苗を植えますが、冬のあいだはそんなに大きくなりません。
年が明けて暖かくなってくると葉を大きく広げてきて、さらに収穫が近づくと葉が巻いて結球していきます。
この作り方のパターンはさほど虫の害を心配する必要はありませんが、収穫が遅れてくると虫が出てきて食べられることがあります。
以前は杉村さんや真戸原さんの春キャベツが遅れ気味で、5月~7月までかかって収穫していたので、ヨトウムシがよく食べていました。
今年はそれからすると早いので、4月に入って収穫を迎えそうです。
種まきから半年がかりなので、雑草はしっかりとってあげないといけません。
それからキャベツに出る色んな病気があるんですが、秋に園山農園で作ったキャベツは「キンカク病」というのが出てけっこう腐らせました。あれは繰り返し作ると畑に病原菌が居ついちゃうんですよね~
研修生の日誌に「キャベツの腐れのあるなしを見分けることが課題」と書いてあったのには笑いました(^^;;)
収穫時によいものだけを選別してとるってことが研修生にとっては難しいテーマになっていたようです。
いかにも有機農業の畑ですね。
どんな野菜でも畑にあるそのままの状態では出せません。
いいものを選んできれいに「商品」にするまでが生産者の努めです。
園山農園の研修生は苗づくりを頑張っています
かぼちゃ 赤ミズナ