2015年05月24日
旬はこれから
前園さんがせっせと収穫していますが、細いのでなかなか箱にたまらないですよね~
インゲンはどうしてもワンポイント登板という感じがします。
春野菜から夏野菜へのつなぎですね。
6月になればキュウリも出てくる、トマトもでてくるので、それまでのところをがんばってもらう野菜ですね。スーパーでもちょこっと置いてあります。
最近いろんなお店で野菜を販売する機会があって、その都度市場調査をしていますが、最近の傾向としてはダイコンが高い、キュウリが値ごろ感、葉物の値段が落ち着いてきた、ってところです。
大根は春先の天候不順でか全体量が少ないようで、葉っぱつきで並べておくとすぐに売れています。
キュウリは谷山の新しい物産館で、きゅうり屋か?と思うぐらい山積みになっていました。完全に飽和状態です。消費者にとってはいっぱい選べてよさそうです。
トマトもたっぷり並んでいますね。
きゅうりはただ袋に詰めてるだけなのに、トマトはなんかオシャレな袋に入れたがりますね、農家の皆さんは。
やっぱりトマトは特別な存在なんですかね~
でも本当に美味しいのはこれからです!
ハウスを使わない露地栽培でとれるのは最速で今からなんです。
露地栽培の有機野菜は一番最後にでてくるから、初物がとれたー!という時にはもう世間にはとっくに出回っているってところです。
真新しさはないんですが、この食の家族にとっては嬉しい初物♪
それまで待っている方にとっては格別なときですよね~ ^0^
本物の旬は短いです。旬を見逃さずに食べましょう!
2015年05月20日
時間のモンダイ
今週あたままではよく雨が降りましたが、前園さんの指宿市や真戸原さんの錦江町では豪雨だったようです。
それぞれ薩摩半島と大隅半島の南に位置していてお互いに遠いような気がしますが、実はフェリーで渡ればすぐと言えばすぐです。
緯度もほぼ同じなので、西からきた雨雲がまずは指宿で雨を降らせて、同じ雨雲が30分後に錦江町で降らせるっていうことはよくあります。
2人で連携を取り合ったら農作業がうまくいきそうですね~
いぶすきでは雨もよく降りますが、ついこないだは桜島の灰が雨のように降ってきたそうです。
桜島からは50キロほども離れているんですが、そんなこともあるんですね。
日曜日に吉野公園でのイベント「保育士ママがはじめた~家族で楽しい♪公園日和」に参加しました。
ここでも大噴火がありました。保育士ママさんたち、お疲れ様でした~
今年は爆発回数が過去最多になるのは時間の問題のようです。
灰も県内全域を射程にとらえているので、食の家族の生産者のどの野菜に灰がついていてもおかしくない、そんな状況です。
それから雨が多いと泥はねが多いです。
ハウスを使わない露地栽培というのが原則ですので、泥つきを皆さんにお届けしていると思います。どうかご了承ください。
と、予防線を張ったりもするんですが、何か気になる点があったらご連絡ください。
お客さんからのご一報はクレームなどではなく、次につながる処方箋です。
まったく関係ないですが、おととい10頭ほどのサルの集団を見ました。
うちの畑からはやや離れていますが、町内のよその人の田んぼでした。
野生のサルを見たのは宮崎の幸島以来、10数年ぶりでした。
写真を撮ろうと思ったらすばやく赤いお尻を向けて山に逃げていきました。
こっちに来るのも時間の問題ですね~ 厄介なヤマが増えました。
2015年05月16日
若手上嶋さんと花牟礼じいちゃん
台風6号はやや風が強まりましたが、各地の生産者の畑では大きな被害は出ませんでした。
きゅうりやかぼちゃ、ズッキーニなど、ウリ科の野菜は風の影響を受けやすいので、作ってる農家はほっとしたと思います。
今年は台風も桜島もペースが早い変な年ですね~
ズッキーニを最初に収穫したのは湧水町の上嶋さんでした。
上嶋さんといえばそのやま農園で1年間研修したあとに独立して、去年食の家族の生産者にもなった新進気鋭の有機農家ですが、その丁寧な仕事ぶりが注目を集めています。
去年はかぼちゃを手広くやっていましたが、丁寧にわらを敷いて、その上につるを這わせて、実がなったら1個1個プレートを敷いて全体の色づきがよくなるようにがんばっていました。
今年のズッキーニも気合が入っているようで、おしべの花粉をめしべにつけてあげる作業=人工授粉を毎朝やっているそうです。
若手ががんばっているとなればおじいちゃんも負けてはいられません。
曽於市の最年長、花牟礼おじいちゃんはスイカの手入れをしていました。
大玉スイカはもちろん、食の家族でも2年に一度ヒットする小玉スイカを作っています。
天候によって出来がよかったり悪かったりがあるので、小玉スイカは2年に1度ペースでできています。
記録を見てみると平成22年、23年、25年に野菜セットに入れているようなので、27年の今年はできる年?
台風が来なくて、順調に育ってくれれば8月には1個ずつお届けできるんじゃないでしょうか。
あと、80歳をとうに超えていますから、熱中症に気をつけてほしいですね~
この業界はひとりでもくもくと作業するのが好きらしいので・・・
2015年05月10日
もう台風6号??
連休をはさんで久しぶりの野菜の配達になります。
休みの間も野菜は伸びて、大きくなって、元気に育っています。
ここにきて台風6号がじわりじわりと近づいてくるのが気になるぐらいです。
残念なことにグリーンピースは4月の雨がたたって病気が入ってしまいました。
豆の無農薬栽培は難しいです。
ようやく杉村さんのキャベツが待望の収穫を迎えました。
まだまだヨトウムシのたまご探しを欠かさないようです。
広いキャベツ畑を見回って、葉の裏側に成虫の“ガ”が産みつけている卵塊をみつけてはその外葉を切り落としているんだとか。死守してますね。
これは想像ですが、これだけ虫の発生が多い年は、一般のキャベツ農家も徹底的に薬をかけないと守れないでしょうね。
1つ1つ卵をとってまわっているなんてことを言ったら笑われるかもしれませんね(^^;)薬かけるのに比べれば非効率ですから。
そんな杉村さんのキャベツは何度かお届けできるとは思いますが、いつにも増して貴重品になりそうです。この春は雨の影響を引きずっています。
でも夏は確実に近づいています!ジャガイモも近々収穫。
指宿の前園さんの畑ではオクラがひざの高さぐらいまで育ってきているそうです。
トマトやキュウリなどと同じぐらいの時期には収穫が始まりそうですね。
カボチャのツルも土の上を這っていっていますよ~
台風、こないでほしいですね~
去年は何度も「来る来る詐欺」で肩すかしを食らいましたけど、今年も予想が外れてくれることを祈っています。
2015年05月07日
雨年か
先週は大隅半島で豪雨がありましたね。
錦江町の真戸原さんの畑でもすごい雨量だったそうです。
むかし、前園さんが住んでいる指宿市で「恐怖を感じるぐらいの雨」が降ったそうで、その時の雨量が1時間当たり70ミリだったんだそうです。
今回大崎町で降った1時間の最大雨量はなんと148ミリ!ですから、その2倍というとてつもない雨でした。
今月末には梅雨に入ると思われるので、十分注意がいりますね。
今年は雨が野菜作りのポイントになっているようですね。
4月上旬の長雨によって色々とよくない現象が起こっていますが、ここにきてピンポイントで真戸原農園がダメージ・・・豆類、キャベツが生育不良です。
杉村農園も長雨の影響から未だ脱せず、キャベツやグリーンリーフなど、定番商品で後れをとっています。
もうこの春は諦めムードですね~
今年は夏の野菜をがんばりましょう!
湧水町のそのやま農園はトマトの定植が終わって、もう苗に花が咲いてきています。
3年ぶりにたっぷり作っているので、この夏はたくさん食べられることでしょう♪
トマトの原産地は南米のアンデス山地、ここは乾燥地帯です。
ズッキーニもあと2週間もすれば収穫がスタートします。
毎年のそのやま農園に加えて湧水町の上嶋さん、有機農家3代目の落合くんというフレッシュな顔ぶれでズッキーニ作りに取り組んでいます。
ズッキーニは原産地でメキシコと言われていて、乾燥を好む作物です。
雨が降らないでもどんどん採れますが、梅雨の雨量が多いとたちまち木が腐ってきます。食の家族のような露地栽培では天気任せです。
ズッキーニの美味しい食べ方をもっと広げたいですね~
年配の方には馴染みがないらしく、うちの父も作っていながら「私はまだこれの美味しさがわからないんですよ~」と人に話していました。
炒めてよし、焼いてよし、煮込みもよし、生でも、塩もみしてもOKと多彩な料理が楽しめると思います。
さぁ今年の夏はどんな夏になるでしょうか?
カラ梅雨ならトマトやズッキーニなど乾燥系野菜がたくさんとれて、逆に雨ばっかりだとキュウリがぐいぐいなります。毎日雨でも採れ続けます。
インドのヒマラヤ山麓が原産だそうです。そんな高いところからきてるんですね。
梅雨がある日本の気候によく順応してきましたね。
どうであれ豊作野菜はどんどん野菜セットに入ると思いますから、たくさん食べて下さいね~!