2015年08月23日
カムチャッカまで!?
川内原発の再稼働からわずか4日後、桜島の噴火警戒レベル引き上げには不思議な縁を感じます。
火山噴火をあなどるなっていう警告かもしれませんね。
そしてこの台風も川内に向かってきているかのよう・・・
問題山積のまま原発は動き始めました。
しかし桜島が大噴火したりしたら野菜とかどうなるんですかね??
想定不能です。灰に埋もれるんでしょうか。
それどころか、今から100年前の大正大噴火では桜島の火山灰がなんとロシアのカムチャッカ半島まで飛んだというから驚きです。
対岸の鹿児島市内でもマグニチュード7.1の地震が起こったそうですよ(「桜島!まるごと絵本」より=新進気鋭の出版社「燦燦舎」より絶賛販売中!)

これには大正大噴火のことや火山のことなどがイラストや写真つきでわかりやすく書いてありますよ。「絵本」ですが大人も十分読みごたえあります。この機会に桜島のことを知っておきましょう!
今のところ鹿児島県民はいたって冷静ですが、いろんな形で注意しておく必要がありそうですね。外に出る場合は特に注意をしておきましょう!
2015年08月23日
何に投資する?
桜島の大規模噴火というのがいつ、どんな規模で起こるのかまったくわからないままの1週間でしたね。
備えあれば憂いなしとは言いますが、備えようもないという感じでしょうか。
しかし今度の台風は十分備える時間はありそうですね。
ゆっくり向かってきています。
台風15号ですが、このままいけば配達の日の火曜日を直撃する予報です。
何事もなくそれてくれるのが一番いいことですが・・・
さて今年はいつも以上に自然相手の農業の難しさを感じていますが、この夏は長雨の影響が長引いてほぼ全種類の作物で前年収穫を下回る低迷が続いています。
株価でいえば全銘柄でストップ安状態? ちょっと違うか?
投資する(肥料をやる)価値もないってところです。
そういう中で早々と夏野菜を諦めて、秋野菜の準備を万端にしようという動きが始まりました。
すでに人参やキャベツ、秋かぼちゃ、ズッキーニなど種まきが進んでいます。
久しぶりの秋ズッキーニ!! ありがとう、上嶋さん!
株価の高い「安心銘柄」といえばやっぱり人参でしょう。
投資家(農家)は大きな収穫が期待できるのでどんどん資金をつぎこんでいきます。
豊作すれば投資した分が十分に戻ってくる期待があります。
そのいっぽうで、秋かぼちゃやズッキーニは台風にふかれると全滅するリスクがあって、投資家はあまり積極的な取引を控える傾向にあります。
上嶋さんみたいな小さな個人投資家は「台風がくるぞ」っていう不安材料に左右されやすいですから、積極的な投資を抑えたりしてしまって・・・
結果的に成果が上がらなかったりすると、
秋の銘柄は「売りが売りを呼ぶ展開」、つまりみんながどんどん手を引いていってしまう状態に陥ってしまいます。
そうなると人参・ダイコンなど安心銘柄ばっかりが買われて、みんな作るものが似通ってきます。若い生産者はそういう傾向が強いですね。
台風や異常気象、桜島など不安材料が多い農業では仕方がないかもしれませんが、誰も買わないような株を大事にもっておけば、将来一獲千金!なんてことも!?
まぁ、なかなかないかもしれませんね(^^;)
2015年08月18日
旬はからだにいい!
太陽からの光が降り注いで、雨がたまにしとしと降って、当たり前のこんなことが農家にとっては幸せで平和なことだとかみしめる夏です。
川内原発はついに再稼働して発電が始まりました。
先日の新聞にこう書いてありましたよ。
「太陽光発電の普及によってこの夏の電力は安定供給、これまでに普及した太陽光発電の5割だけが発電したとしても原発10基分に相当」
もはや時代遅れの原発をここまで苦労して動かすことに、どんなメリットがあるのかと言いたくなります。
でももう向き合っていくしかないですね。
美味しい野菜や米を、これまで以上に気合をいれて作っていきますね!
ようやく夏の葉野菜3役そろい踏みでお盆明けはスタートです。
食べやすいのはエンサイでしょうかね。
クウシンサイというあれです。くせがないのでそのまま強火でジャッと炒めるだけで美味しく食べられます。
収穫は手でポキポキと折れるので面白いです。
ツル紫は「栄養価が抜群だって新聞に書いてあった」と作り手の前園さんが話していました。
栄養高いっていうものに限ってくせがあったり苦かったりしますよね・・・
小生の9ヶ月の息子が野菜をなんでも食べるもんで、玉ねぎ・・・OK、ピーマン・・・これもOKとなって、さすがにこれはね~(笑)と言いながらにがごりをあげたら、平然としてるので「すごいな~君は!」とほめていると、2分後ぐらいに苦味がまわってきたのか、わんわんと泣き始めました。
ちょっと調子にのりましたね・・・反省。。。
でも苦いものには栄養があるってことで、夏バテしないで乗り切ってくれるんじゃないでしょうか。
食の家族の生産者にも好き嫌いがありますが、バランスよく色んなものを育てて、旬の野菜をまんべんなく味わっていただくのがここのコンセプトなので、我慢してまでは食べなくていいですが、新しい美味しさもまた発見してみてくださいね。
2015年08月06日
食の家族米作ってます。
2年ぶり開催の橋口さんの田んぼでのお米作り体験。初回の田植えでは小雨が降る中、小さな田んぼで半分ぐらいの苗を植えました。
小川みさこ理事長も一緒に一株一株丁寧に植えていきました。これが7月4日。田んぼに入る合鴨のヒナも次々に産まれていました。
それから1ヶ月。8月2日は田んぼの生き物観察でした。
橋口さんから、田んぼにはいろんな生き物がすんでいて、害虫になるものもいれば益虫(害虫を食べる虫)もいて、どちらでもないお米にとっての「ただの虫」も含めてお互いが食べたり、食べられたりして生態系が成り立っているというお話がありました。
害虫も増えすぎるからお米に害を与えて「害虫」と言われてしまうけど、増えなければ害もさほど起こらない、それが人間の都合で「害虫」と呼ばれているという解説。最近では農薬をかけても、それに虫たちが耐性をもつようになって農薬が効かなくなっている。それによりさらに強い農薬をかけて虫を殺す、という悪循環に陥ってきている。
農薬を使わない田んぼは、使う田んぼに比べて虫の数が倍ぐらいいる。農薬を使うといい虫もわるい虫も半減してしまうというわけだ。
橋口さんのように農薬を使わずに虫たちの様子を常に観察し、害虫と呼ばれるウンカなどが大量発生しないように目を光らせている農家はごく少数。農薬を使わなくても日々の観察と田んぼに入る合鴨たちのおかげで、害虫や雑草発生の問題をクリアしています。
食の家族メンバーが田植えをした田んぼ。まずまず育っていますが、ところどころ苗が消えているところが・・・
今年は雨が多かった影響で田んぼの水位が上がり、本来雑草を食べてくれるジャンボタニシが稲まで食べてしまった結果、こうなってしまいました。逆に水位を落とせば草が生えたりして、水の管理は難しいですね~
最後は田んぼ周辺で見つけた虫たちをみんなで観察。どんな虫がいたかを確認しました。
ホントに、無農薬の田んぼは虫がたくさんいて生態系が豊かにつくられていると実感しました。次回は10月の稲刈り!
美味しいお米ができますように・・・