2014年09月28日
美味しいものに限る
今朝の南日本新聞の2面「かお」のコーナーに、生産者の久木田大和さんが載っているではないですか! 私・園山と同い年なんですが、すごいですね~
大学卒業後に長野の自然農法センターで伝統野菜のタネの採り方を勉強していたんですが、そのなごりがあってか7ヘクタールの大規模な農業をしながらも、日本の各地に残る伝統野菜を細々と作っているところが久木田さんの面白さです。
ここ2回ぐらい久木田さんのかぼちゃをお届けしましたが、これの評判がとてもよかったですね(^0^)
皮が白っぽい「かちわり」という伝統野菜なんですが、甘くてきめが細かく美味しいという声をいただきました。
もとは山形県固有のかぼちゃ同士をかけ合せて作った品種のようです
名前はいかつくて硬そうなんですが、確かに皮は硬くて丸ごとを包丁で割るのは大変ですよね。
食の家族は野菜ごとに大きさが何センチまでとか、重さが何グラムまでとか栽培・出荷基準を設けていますが、かぼちゃに関しては「美味しい品種に限る」となっています。
美味しければ形がどうであれいいってことですね(^^;)
もう安心安全は当たり前、美味しくなければ有機野菜もダメです。
そんなわけで、美味しかった~!という会員さんの支持をもらった野菜は来年以降も作り続けることになりますから、ぜひメールでも配達員にでもお寄せ下さいね。
もちろん、その逆もご遠慮なく
まだまだ勉強しながらみんな作っていますので、色んなお声をいただけたらありがたいです。
2014年09月24日
9・28ストップ再稼働!全国集会

鹿児島・川内原発再稼働を止めることが全国の原発再稼働を阻止する
GOOD BYE NUKES ストップ川内原発再稼働!9.28全国集会
9月28日(日)天文館公園
鹿児島市内での集会・デモ行進
集会13:00〜
デモ14:30〜
再稼働に向けた動きが着々と進んでいます。
あの原発事故はなんだったのか。事故の真相もわからずに動かそうとは!
2014年09月24日
1個300円!?
雨続きの中ですが、曇っている時をねらって真戸原さんが今年初めての里芋を掘ってくれました。
大隅の錦江町産が一番乗りでした!
最初にとれるのは暖かい指宿の前園さんだと思っていましたが、後半失速しましたね。
でも今年はじっくり待てば収穫がたくさんあると思います。
巷では野菜が高い、高いという話を聞きます。
「スーパーでこんな小ちゃいレタスが1個300円もしてましたよ!」
と、何人から聞いたことか。
それもそのはずですね~ ただでさえ暑い時にレタスを作るっていうのは農薬をいっぱいかけないと作れません。
おまけに雨が続いておそらく腐れやすくなってるんでしょうね。
水分が多いと病気が入りやすいのです。
四国の瀬戸内海沿岸で玉レタスをたくさん作っているのを見たことがあります。
雨が少ない場所が産地になっているんでしょうね。
野菜も適地適作がまずは基本、そして本来の旬を守って作れば農薬に頼らなくてもちゃんとできます。旬でないものを作ろうとするから無理がでるんです。
とは言ってもまだまだこんな考えは少数派・・・
「農薬・化学肥料を使わないでできるもんか!」という農業界の“常識”は健在です。
ちょっとずつそんな常識を変えていきたいですね。
2014年09月17日
青くなるのは・・・
先週末はびっくりする肌寒さで、あっという間に秋を迎えた感じでしたね。
「柿が色づくと医者が青くなる」
畑にある柿の木も一斉に実が色づき始めました。柿のビタミンCで風邪予防をしなくては!
霧島市の久木田さんが本格的にさつま芋を掘り始めました。
日照不足の影響でしょう、全般的に芋が小さいそうです。
消費者にとっては食べやすい大きさかもしれませんね。
最近は野菜も小さいサイズが好まれるようで、食べきり、使い切りサイズがいいみたいです。
農家にとっては大きいものを作って、収穫量を増やさなければならないというのはあるんですが、ニーズが小ぶりであるならばそれに合わせる作り方も必要になってくると思います。
例えば大きめの500gを200個作るのと、同じ面積で小ぶりの200gを500個作るのでは収穫量は一緒ですが、売り方がまったく違ってくるということです。
1個が500gもあるものをスーパーで売っていても物好きしか買わないでしょうが、これが焼酎の材料として加工用であるならとても使い勝手がいいわけです。
逆に小さい芋を大量に納められたら、酒造会社は青くなってしまいますね。
「カライモ不作なら蔵元が青くなる」ですね。
↑こんなことわざはないですよー
でも今年は大きいのが少ないかもしれませんね。
小さいと手間がかかってしまうので、本当にそうかもしれません。
実りの秋、天気が優れなかったこの夏を考えれば色んなものがいつもほど甘さがなかったり、小さかったりするかもしれません。
それも今年の特徴だと思って、食卓の話題にでもなったらいいですね。
2014年09月10日
ウンカ上陸か
雨が多くて雑草の勢いがすごいこと!
お手上げ状態です。
8月は降水量が平年の2倍、日照時間は60%だったそうで、野菜がうまく育っていないんでしょうね~ 価格が高騰するはずです。
食の家族の野菜セットはそんなときでも固定価格!
が、あんまり採れていないのは一緒ですね。
秋冬野菜がとれるまでは同じような野菜が続きますが、それを楽しみにしていてくださいね~
夏が終わってやっとピーマンにエンジンがかかってきました。
ピーマンといえば杉村さん。なかなか調子が出てこなかったんですが、白い小さな花がたくさん咲いてきています。
ピーマンを半分に割って中にケチャップごはんを詰めて、とろけるチーズをのせてオーブンで焼いたらこどもさんも喜ぶって、うちの野菜ソムリエ
が紹介していました。
同じ野菜が続くときは、野菜ソムリエも色んな食べ方を研究しているようです。
いつもとちょっと変わったレシピや味つけで、レパートリーが増えると嬉しいですね。
朝晩が涼しくなって畑はどんな野菜でも種まき解禁となりました。
人参、大根、キャベツ、白菜、ほうれん草、山東菜・・・ 雨は十分なので発芽がばっちり揃っていますよ。
天気が回復してくれば豊作間違いなしです。
田んぼは稲刈りまで約1ヶ月。
雨続きで「いもち病」がどこの畑でも出てしまいましたが、これからは害虫対策が重要です。
注意するのはお米の汁を吸う「トビイロウンカ」。
中国大陸から飛んでやってくるんですが、何代にも繰り返し卵を産んでは孵るので油断するとあっという間に田んぼを枯らしてしまいます。
行政や農協からでるウンカの飛来情報をもとに、農家は一斉に農薬散布をします。
無農薬の橋口さんや澤田さんは毎日自分の目で確かめていますよ。
お米の株を調べて、そろそろ増えてきたなと思ったら送風機でウンカを叩き落とします。
水面には廃油を撒いておけば、そこに落ちたウンカは身動きが取れません。
1年分のお米の収穫がかかっているので、米農家は勝負の1ヶ月です。
2014年09月07日
動物たちの楽園
毎日どこかの時間で雨が降っていますね。
カッパが必需品というのは9月になっても変わりません。
今までは野菜の配達中にカッパを着るなんてことはほとんどなかったんですが、今年の夏は急な土砂降りが多くて、車から降りてさっと配達するだけでもずぶ濡れということが何度かありました。
例年の8~9月といったら畑は雨乞いをするぐらい降らなくて困るんですけどね~
人参を作るひとたちはこぞって今頃は種まきをやっています。
地域にもよりますが、9月中ごろまでが種まきシーズンです。
それが終わったら今度は玉ねぎの種まきが9月中旬~下旬にかけてです。
スーパーで玉ねぎの産地を見てみてください。鹿児島産はもうほとんどないと思います。
食の家族でもひとりだけ玉ねぎが豊作した人がいて、茎のついたまま小屋に吊るして保管しているんです。
出水の杉村さんなんですが、梅雨前に収穫をしたものを今頃まで保存しようと思ったらそれなりの対策が必要で、扇風機で風を送って乾いた状態をキープしたりしていますね。
湿度が高くて高温だったら腐りやすいのが玉ねぎです。
なんとか少しでも長持ちさせて野菜セットに入れたいので、杉村さんにはちょっと難儀な作業をお願いしています。
そのせいか?この夏も一段とやせてしまったアラフォーの杉村さん【右】です。左は配達スタッフの小川君。
お父さんは80歳が近くなってもごはんをおかわりする大食漢なんですが、親子で体格がこうも違いますかね~
痩せていると燃費が良くないんでしょうか、夏は畑でオクラをぼりぼりかじって栄養補給しているそうですよ。
出水市の杉村農園、ぜひ一度は行ってもらいたい、八代海を見下ろす素晴らしい眺めの楽園です。
もっとも、イノシシやたぬきたちにとってもこれ以上ない楽園ですから、これはこれで困っているようです。