2015年01月17日
菜の花マラソン走ってきました。
1月11日、いぶすき菜の花マラソンの結果発表!
実況中継とともにどうぞ。
絶好のマラソン日和の日曜日となりました。
今年も県内外から1万9,000人のランナーが菜の花の咲き誇る指宿路を駆け抜けます。
食の家族からは6人がエントリー、各自思い思いのかぶりもので42キロ先のゴールを目指します。
注目は初出場で地元農家の前園選手、3児の父。指宿ハーティスポーツとスポンサー契約を結んでいるため負けられない。
昨年トップのキティ杉村、それにマイメロディ園山、ライオン澤田、ドラえもん久木田、JA小川と横一線でスタートしました。
序盤8キロ地点、身動きが取れない集団の中でキティ杉村がしびれをきらして飛び出す。あとを追うのはハーティ前園。
菜の花満開の池田湖12キロポイントを通過。杉村→前園→園山→久木田→小川→澤田の順。
メンバー中最多の練習量と思われるライオン澤田、ここは焦らずマイペースを守る。
次から次にくるおもてなしポイントに目もくれず、虎視眈々と落ちてくる獲物をねらう。
先頭キティ杉村。キティ効果で女の子たちからの声援がすごい。
ふかふかのかぶりものは熱い! 頭が汗だくになりながらもハイペースで20キロを通過。独走態勢を築く杉村の前方に開聞岳が雄大にそびえる。
おっと、ここでキティにアクシデント発生!
前半のオーバーペースがたたって足が止まった。40歳、ここまでか!?
さぁ後ろはどうなったか?
デビュー戦のハーティ前園は落ち着いた走り。前半から力を温存して2番手で折り返しポイントへ。
続くマイメロ園山、脱水でペースが上がらない。
今年も右ヒザ痛再発か。
27キロの給水ポイントで治療にピットイン。
この間にドラえもん久木田とライオン澤田が横を抜き去った!
JA小川はまだ後方か。なぜか農協のキャップをかぶって懸命に走る。
フルマラソン初出場の小川。心が折れそうになりながら前をみすえる。
埼玉県庁からの招待選手、あの公務員ランナー川内ゆうき選手は早くもゴール!2時間24分
「こんな走りで申し訳ない」と余裕のコメント。
さぁわれらの先頭はどうなったでしょうか? 1号車を呼んでみましょう。
33キロ、山川港からの緩やかなのぼり。先頭はまだキティ杉村、まだ走り続けているが後方が気になる。
ここで後ろから迫ってきたのはやはりこの男、ハーティ前園だ!
キティにいったん並んで、スパート!
最年長はこれについていく、が、離された!
数々の逆転劇を演出してきたこの山川港でついに先頭をハーティ前園に譲った!
もうペースが上がらない。
2号車はどうなったか!?
2号車は現在ライオン澤田についています。
すでに赤いうさぎを食ったライオンですが、ペースは変わらず登り坂も止まらずに走っています。ただいま前方にドラえもんの姿をとらえています。
ドラえもん久木田はのどが渇いてペース上がらず、給水ポイントを探しているようです。前方に給水場所を見つけたと思いきや、これは綿あめふるまいテントだー!残念。
意気消沈のねこ型ロボットをここでライオンが交わして3番手に上がってきました!
1号車は先頭のハーティ前園。快調なペースで間もなくゴールを迎えます。
順調な練習が功を奏してもくろみ通りの逆転優勝!
4時間57分。初マラソンながら唯一の4時間台!
2番手は足を引きずりながらも逃げるキティ杉村。粘りのマラソンでゴールの競技場が見えてきた。
ここで安心するキティを視界にとらえた男がいた。
ライオン澤田だ!!
徐々に距離を詰めながらトラックに入ってスパート!
体を絞った肉食獣が最後の最後でもう1匹を捕らえて逆転!
意表を突かれたキティは反応できない!
2位にライオン澤田、3位キティ杉村。いずれも大健闘の5時間15分。
4位にはマイメロ園山。見せ場を作れず過去ワーストタイムの5時間56分。
直前に体調を崩して3位以内を逃しました。
すぐ後ろからドラえもん久木田が帰ってきて5時間59分。タケコプターやどこでもドアを使うのを忘れて平凡タイムに終わりました。
最後はメキシカンダンスとともに小川が帰ってきて7時間オーバー。
初マラソンにもくじけず完走、若い32歳トリオは上位入賞を逃しました。
そのほかの若けぇもんメンバーも全員完走!
有機野菜のお店「地球畑」からはカエルさんとなぎさちゃん、カレーやさんのチチビスコからはドリフに扮したダイスケさん、さらには今春から有機農業を目指す若手ホープの鶴田くん。皆さんお疲れ様でした~
2015年01月07日
暖かい指宿で
新年あけましておめでとうございます。
週末はいぶすき菜の花マラソンです。
いぶすきといえばスナップエンドウの前園さんですね。
今頃スナップとは、もっとも暖かい指宿だからこそなせる技ですね~
県北では考えられません。
まぁ、庭先で今の時期バナナがとれるぐらいなので、こっちとは違いますね。
息子さんが一緒に農業をするようになってあれこれ作れるものを試しているそうです。
昔からやっている人にしては、というと失礼ですが仕事がとても丁寧な方です。
前園さんといえば30年以上前に最初に有機農業を始めた初期のメンバーです。
当時この会の前身になった正しい食べ物を創る会というのがあって、そのうちかごしま有機無農薬野菜ネットワークという名前になって、4年前に今のNPO法人かごしま食の家族になりました。 【忘年会 in戦国焼鳥信玄中山店】
私の兄弟たちは小さい頃から火曜日と金曜日に毎週ある野菜の箱詰め作業にも手伝い(遊び?)にいっていましたが、今でも一部使っている緑の野菜かごがすごい量山積みされて、トラックに積まれていた記憶があります。
野菜の量も昔は一家族に大根が3本いったりとかして、今では考えられない時代もありました。
キャベツも虫食いがすごくて、ヨトウムシがごろごろでてくるようなこともありましたね~
昔は野菜をもっとたくさん食べていたのか、消費者がよっぽど我慢強かったのかわかりませんが、この30年で食卓を取り巻く環境も随分変わったのではないでしょうか。
以前はほとんどの人に手渡しでお届けしていただろうところ、今は日中お仕事で留守のお宅も多く、マンションの宅配ボックスにいれるところも増えましたね~
これから30年後にこういうやり方が生き残っているか、それは想像もつきません。
でも私たち農業界に身を置いている者として、消費者と直接つながっているということは最大の強みであって、たとえ農業にどんな激動の時代が訪れてもまったくこわくはありません。
だから、いつも会う方はもちろん、会えない方にも食卓を囲みながら畑のことを想像してもらえるように、日々情報発信に努めていきたいと思います。