2012年11月19日
にら終了
先週からやや寒い気候に入ってきました。
霧島連山の紅葉が徐々に見ごろを迎えています。
その霧島連山の西の端に位置するのが栗野岳ですが、もはや冬の張り詰めた空気に変わりました。
少し遅れたキャベツの収穫が始まりました。
冬野菜の収穫をしながら人参の草取りや間引き作業が続いていきます。
寒い中での人参の間引きと草取りは栗野岳農場の年中行事というもので、たんたんとした単調作業で無心になります。ピーンと張った空気で耳を澄ませば・・・
静かさや 畑に響く 鹿の声
パクリ川柳でした。今日もにんじんをシカにやられました。
ついに最後まで残っていた夏の野菜が終了となりました。
きのう食の家族の事務所に一枚のファックスが届きました。
「ニラは今日で完全終了しました」と一文。
父の国光氏からでした。
別所帯になればこんなこともファックスでくるのかよと思いながらニラの畑を見に行くと、確かに一部のニラが寒さ特有の症状で黄色くなっていました。
そして夏どんなに暑くてもぐんぐんと伸びていた葉は勢いがなくなっていました。冬到来のサインでした。
ニラは冬の鍋物にもよく使われる存在ですが、旬は夏場です。
冬はハウスで暖かくして育てないと作れません。
食の家族での位置づけは夏場で葉野菜がとれない時の定番というか、夏のあいだ中、お声がかかればいつでもセット野菜に登場してくるといった都合のいい存在です。
今みたいに小松菜やほうれん草、春菊などが出てくればたちまち出番が減ってしまいます。
そんなニラに対してのねぎらいの気持ちがあってかないのか分かりませんが、あまり上手でない(失礼!)走り書きをよこしたのでしょう。
これからは冬が旬の葉っぱものを楽しみましょう!
Posted by 食の家族 at 22:50│Comments(0)