2015年07月26日
台風12号接近
きのうは台風対策をしないといけなかったところでしたが、食の家族の総会と作付会議があって、一日みんな集まっていたので対策をとる時間がとれなかったですね。
台風じたいの勢力はそんなに強くないのでそこまで警戒していませんでしたが、本土からわずか100キロの海上を台風が通ったのでけっこう風が強まりました。
しかも鹿児島の農家がもっとも恐れる東シナ海側を通るコースだったので、場所によっては被害がでるかもしれません。
出水の杉村さんが吹かれるかもしれませんねー
高台で海からの風をもろに受ける場所にありますからね。
長雨でふるわなかったキュウリやオクラがようやく収穫ってときに正直いって痛い台風です。
秋野菜のキャベツやブロッコリー、かぼちゃ、人参や大根などの種まき準備が着々と進む中、きのうは生産者全員が集まってそれぞれが何を分担して作るのかを話し合いました。
秋にとれるものっていうとこの台風による影響を考えないわけにはいきません。
例えば8月種まきの南瓜やズッキーニといえば収穫までに台風がきたとすれば必ず影響を受けます。直撃の場合は全滅することもある「ばくち作物」でもあります。
話し合いの中で秋どりの南瓜やズッキーニを作ろうぜ!と提案しましたが、昔だったらおっちゃん達が
「秋のもんは台風が来たらいっきダメになっけど、消費者がほしがってるなら作らんといかんが」
と言って誰かが引き受けていました。
ところが生産者もほとんどが2代目中心となった今、若手はそのへんはとてもシビアに経営を考えているところがあるので、簡単に首を縦に振る人はありません。
「今の価格のままでは作れない」とか、条件次第ではチャレンジするかもっていう感じです。
ましてや昨日台風が接近している中で、種まきから収穫まで数ヶ月を要する作物にトライせよっていうほうが気の毒な雰囲気はありました。
新人に難しい作物を任せても結果は見えているので、心の余裕があるベテランがここはチャレンジしないといけませんね。
そういうわけで、野菜については明るいニュースがあまりありませんが、昨日は生産者のこども誕生と結婚のお祝い金贈呈もありました。
去年から今年にかけて食の家族の生産者には6人のベイビーが誕生、なんと全員が男の子となりました。
今は厳しい時期ですが、将来はすこぶる明るい未来が待っている食の家族です。