こんにちわ!
今年の彼岸入りは20日でしたが、その日にかごしま食の家族に卵を納品して頂いている迫田さんの鶏小屋を見に行ってきました!
丸岡公園から少し離れたところにありましたが、山道・田んぼ道をくねくねと行き、
森が少し開けたところに鶏舎がありました。
栗の樹の下にある鶏舎
案内してもらいましたが、ものすごいたくさんの鶏!ニワトリ!にわとり!!
ここで300匹ほどいるそうです。
野菜やお米にも品種があるように、鶏にも様々な品種がいまして、
この写真に写っているのは「後藤もみじ」という品種
温厚な性格で採卵数も多い鶏
ゆえに多くの養鶏家で飼育されています。
またヨーロッパ生まれの黒い鶏”ネラ”もいました
この後藤もみじに比べると少し温厚な性格とは言えないようですが、
産卵時に手を出さなければつつかれたりはしない、とのこと
卵だけでなく肉もとても美味しい品種です
迫田さんは鶏を平飼いという自然な状態に近い方法で鶏を飼っていますが、
エサにも大変こだわっています。
一般的な養鶏家が鶏に与えているエサと言えば、
輸入された、米や麦、トウモロコシなどを細かく粉砕し混ぜ合わせた「配合飼料」と呼ばれるものですが、
迫田さんの場合はまず、エサ集めから始まります。
給食の残飯、近隣の食品加工場から出るまだ人間も食べることができそうな食品廃棄物をざるで濾し、水分を抜いておきます。
そこに玄米や米ぬか、麹や土着菌などを入れて混ぜ合わせます。
そして籾殻などを被せて発酵
発酵させることでエサの中の菌の種類と数を増やし、食べやすい状態にする
またそれらが体内に取り込まれるとその菌が働き丈夫な体を持ち、おいしい卵を産んでくれるようです
「発酵の力はすごい、発酵はとても大事だ」
出来上がったエサを見つめながら、そう迫田さんは力強く言います。
さて、鶏舎にはこんな子たちもいました
番犬の”たま”
女の子のようですがとても体格の良い犬
この子のおかげで鶏が獣に襲われることが少なくなったとのこと
また、こんな鳥も。
なんだかわかりますか?
そう!これが七面鳥です!!
実物を見るのは初めてでしたが、この貫禄は年末の紅白歌合戦に出てくる天童よしみや美川憲一にも負けていませんね~
一通り鶏舎を見させて頂きましたが、鶏舎の周りにはこんな”食べられる”ものたちも―
春の山菜”こごみ”
この時季は秋刀魚にかけて頂きたい”かぼす”
そしてあまり見かけないであろう”くるみ(オニグルミ、サワグルミ)”
くるみってこんな成り方をしているんですね~
帰りはこのくるみを少し頂きました
いつも食してばかりの卵やお肉ですが、
こうして生産の現場に来て、その人の話を聞くととても勉強になり、
また今後会員さんにお届けするときの気持ちが違ってきます。
私もついこうして熱が入ってしまいました。
「また11月頃のくるみが落ちたときや春の山菜が出てくるときにおいで」
と言って頂いたので、その頃にまた訪れたいと思います
迫田さん、鶏ちゃんたち、ありがとうございました!