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Posted by チェスト at

2017年10月07日

端境期を乗り越えよう!

10月に入り、先日は中秋の名月でしたね
みなさんお月見はされましたか?
 
その日のうちの食卓には里芋の煮っころがしが出てきまして、
食後には月見団子も

涼しくなり、キンモクセイの香りもしてくるといよいよ秋だな、と感じますが、
食卓でも見て味わることで秋を感じますね

とは言えども、食の家族は絶賛端境期中でして、
ちょうどこれからそれらを抜け出せるかなと感じます。
会員の皆さんには毎回同じような野菜ばかり届いてしまい、またか!と思うこともあるかと思いますが、
端境期を通り過ぎれば、農家さん自らの手で朝イチで届けられる新鮮で美味しい野菜を宅配できますので、
みんなで端境期を乗り越えていきましょう!
 
そんな中、指宿の前園さんから畑の写真をいくつかいただきました。




これは深ネギですね。
写真を見る限り、先日の台風では大きな被害がなかったもよう。
強風で葉が折られると生育が遅れ、収穫も遅れてしまいます。



こちらはズッキーニ
ズッキーニも台風被害がなさそうですね
 
深ネギは秋も深まり、冬の寒に当たるたびにうま味が増しますが、
ズッキーニは寒さに当たった途端収穫できなくなります。
寒さに弱いんですね
割と若年層には好まれるズッキーニですが、
春とはまた違ったズッキーニになっていますので、ご年配の方々もぜひ一度味わって頂きたいです。
 

  

Posted by 食の家族 at 23:26 │Comments(0)

2017年09月28日

霧島市横川町・やまびこ農園より

こんにちわ!
今年の彼岸入りは20日でしたが、その日にかごしま食の家族に卵を納品して頂いている迫田さんの鶏小屋を見に行ってきました!

丸岡公園から少し離れたところにありましたが、山道・田んぼ道をくねくねと行き、
森が少し開けたところに鶏舎がありました。

栗の樹の下にある鶏舎
案内してもらいましたが、ものすごいたくさんの鶏!ニワトリ!にわとり!!
 


ここで300匹ほどいるそうです。
野菜やお米にも品種があるように、鶏にも様々な品種がいまして、
この写真に写っているのは「後藤もみじ」という品種
温厚な性格で採卵数も多い鶏
ゆえに多くの養鶏家で飼育されています。

またヨーロッパ生まれの黒い鶏”ネラ”もいました
この後藤もみじに比べると少し温厚な性格とは言えないようですが、
産卵時に手を出さなければつつかれたりはしない、とのこと
卵だけでなく肉もとても美味しい品種です


迫田さんは鶏を平飼いという自然な状態に近い方法で鶏を飼っていますが、
エサにも大変こだわっています。
一般的な養鶏家が鶏に与えているエサと言えば、
輸入された、米や麦、トウモロコシなどを細かく粉砕し混ぜ合わせた「配合飼料」と呼ばれるものですが、
迫田さんの場合はまず、エサ集めから始まります。
給食の残飯、近隣の食品加工場から出るまだ人間も食べることができそうな食品廃棄物をざるで濾し、水分を抜いておきます。
そこに玄米や米ぬか、麹や土着菌などを入れて混ぜ合わせます。
そして籾殻などを被せて発酵
 
発酵させることでエサの中の菌の種類と数を増やし、食べやすい状態にする
またそれらが体内に取り込まれるとその菌が働き丈夫な体を持ち、おいしい卵を産んでくれるようです

「発酵の力はすごい、発酵はとても大事だ」
出来上がったエサを見つめながら、そう迫田さんは力強く言います。
 

さて、鶏舎にはこんな子たちもいました
番犬の”たま”
女の子のようですがとても体格の良い犬
この子のおかげで鶏が獣に襲われることが少なくなったとのこと
 
また、こんな鳥も。


なんだかわかりますか?




そう!これが七面鳥です!!
実物を見るのは初めてでしたが、この貫禄は年末の紅白歌合戦に出てくる天童よしみや美川憲一にも負けていませんね~

 
一通り鶏舎を見させて頂きましたが、鶏舎の周りにはこんな”食べられる”ものたちも―
 
春の山菜”こごみ”

この時季は秋刀魚にかけて頂きたい”かぼす”

そしてあまり見かけないであろう”くるみ(オニグルミ、サワグルミ)”
くるみってこんな成り方をしているんですね~



帰りはこのくるみを少し頂きました
 
 
いつも食してばかりの卵やお肉ですが、
こうして生産の現場に来て、その人の話を聞くととても勉強になり、
また今後会員さんにお届けするときの気持ちが違ってきます。
私もついこうして熱が入ってしまいました。
 
「また11月頃のくるみが落ちたときや春の山菜が出てくるときにおいで」
と言って頂いたので、その頃にまた訪れたいと思います

迫田さん、鶏ちゃんたち、ありがとうございました!

     

Posted by 食の家族 at 10:20 │Comments(0) │生産者農場から

2017年09月24日

秋冬野菜の準備着々と

 
台風は何事も過ぎ、どちらかというと「来たのか?」という台風でした。
予報でさんざん煽っていて、、、というやつでしょうか
県内の生産者も特に大きな被害もなく、無事に野菜セットが組めています。
しかし端境期らしい野菜セットです。 
 
さて、9月も下旬に差し掛かり、
秋冬野菜も着々と育っています
早いものは8月の暑い中で種を蒔きます
秋冬野菜なのに真夏に蒔くんです
野菜づくりには時間がかかるんですよね~
 
米も同じく、5月に種を蒔き、10月に収穫
5~6か月間、農家は田んぼの周りをウロウロしています。
 
 
さて、今週からは里芋が登場です!
食の家族としては今季初登場の里芋
大根占の真戸原さんが美味しい美味しい里芋を掘ってくれます!
会員のみなさん、お待たせしました!
 
里芋は例年では8月下旬の頃に指宿の前園さんが持ってきてくれますが、
今年は作付が叶わなかったとか。
その年その年で気候も状況も違うので、やりたくてもやれないことはやっぱり出てきます。
毎年毎年同じものを同じように作り続けるのは、なんとも難しいことかもしれません。
 

  

Posted by 食の家族 at 00:14 │Comments(0) │生産者農場から

2017年03月14日

「食卓だより」から 内田自然農園 内田智帆

害獣対策
それは大抵の農家ならばだいたい気に留めるところ。
九州はまだ熊がいないぶん良いかもしれませんが、
山々に囲まれているような畑では様々な獣が姿を現します。

今回生産者から「食卓だより」に投稿いただいたのは串木野の内田自然農園の内田智帆さん
春うららかなこの季節に喜んでいるのは人間ばかりではなく、獣たちも同じのようです。


長男が小学校に入学します      うちだ自然農園  内田智帆

 霜のおりる朝もありますが、うぐいすの声が聞こえる暖かい日が増えてきましたね。大好きな春です。
毎年のことですが、猿の群れが来て、畑を荒らしてくれました!
大根をかじり、しいたけをかじり、玉ねぎを引っこ抜き、めちゃくちゃです。
田んぼにはいのしし。クレソンの上で転がって遊んだ様子です。本当にがっかりしますが、猿は生のしいたけ食べておなかをこわさないのかなあ、とか考えているこの頃です。

 この春、長男が小学校に入学します。
いろいろ悩みましたが、学区の公立小学校です。
入学通知が届いても実感がわかず、 それでも入学の準備に追われ、頭と心と体がばらばらでちぐはぐな感覚。
長男が入学する前から、自分自身に不安が募ります。
 鹿児島の小学校は、公立でも制服が多いようですが、静岡育ちのわたしにとっては、とても違和感があります。
関東では、小学生の制服姿はほとんど見たことがありません。
暑さ寒さの調節や、洗濯のことを考えると不便だと思うし、不経済だし、
「個性を大事に」とか言いながら、没個性の体制にがっかりしてしまうのです。
もちろん、制服の良さもあるのだろうし、「制服はほかの服がたくさんいらないから助かる」という友人もいます。
そういう家庭では、制服を着ればよいと思います。
わたしがこわさを感じるのは、選択できないということ。
一度も制服を着たことがないわたしの友人たちは、とてもおしゃれです。
Tシャツにチノパン、ワンピースにサンダル、何気なくて普通なのにすてきなのは、小さいころから着こなしの練習をしてきたからなのかも。
入学説明会では、制服を始めとした、準備しなくてはならないものの多さに驚きました。
幸い、友人がいろいろ手配してくれて、お下がりをたくさん頂けることになり、本当に助かりました。
まわってきた制服には、前の持ち主の名前が書かれ、袖が詰めてあり、ボタンがほつれています。
少し直そうかな、と思い、眺めていると、何人の子がこれを着たんだろう、とか、このお母さんは不器用ながら一生懸命縫いものをしたんだろうな、とか、いろんな物語が想像されます。
たくさんの人たちが、なんとかやりくりしながら、お下がりを譲り、譲られ、大切にしてきたことがうれしいです。
学校教育の中でも、こんな風に物を大事にすることを教えてくれたらなあと願います。(算数セットがひとりにひとつは贅沢すぎます!)
それから、心配していた給食ですが、「お弁当を持たせたい」というこちらの要望は、拍子抜けするほどすんなりと通りました!
「お母さんのごはんが一番おいしいなあ」と言ってくれる息子のために、
これからもお弁当生活、がんばります。

(かごしま食の家族 3/14食卓だよりから)


鹿児島生まれ鹿児島育ちの私はあまり制服に対して疑問は持ちません。
五体満足に生まれ、大学まで出していただきましたが、決して裕福な家庭ではなかったのは事実です。
なので、「経済格差が見えにくい」制服は大変ありがたかったのですが、
“個性を大事に”と言っておきながら、そうでないのは内田さん同様落胆してしまいます。

「お母さんのごはんが一番おいしいなあ」という長男くん。
確かに母の作る弁当は美味しかった。
高校のころ、毎朝早起きして自分の弁当と一緒に私の弁当を作ってくれた母。
市販の弁当箱では足りないので、大きなタッパーにぎゅうぎゅうに詰め込まれた白ご飯とおかず。
中でも「かつ丼」と「しょうが焼き」だったときの弁当は、友人からもうらやましがられたほどでした。

内田さんにも体にも優しい自然な食材を使って毎日おいしいごはんを作ってほしい、そう思います。  

Posted by 食の家族 at 15:08 │Comments(1) │食卓だより

2017年03月13日

3月 温かく柔らかくも、冷たい雨



少しずつ温かくなり、田んぼや用水路にはカエルの卵をよく見かけるようになりました。
土筆が勢いづいたのか、ひょこひょこと頭を見せております。

土筆=つくし、と読みますがみなさんはいつ頃に読めましたか?
恥ずかしい話ですが、私はだいぶ年をとってから読めるようになりました。

早いところでは筍も採れ出していますね、この時期に筍を見つけるなんて至難の業だと思います。
竹が生えている場所から次に出てくる場所に検討をつけ、足で踏んだ感触、地表面の微妙な変化、などで見つけるのですから、
これぞプロの技です。

さて先週金曜日の小セットの内容。
グリーンな内容です。
かぶやチンゲンサイ、アブラナ科野菜がとう立ちを始め、花が咲き始めました。
いつもお出ししているさつま芋:紅はるかも貯蔵分が少なくなり、今季もあと少し。
(からゆたかや黄金千貫はまだありますよ!)

この時季は端境期と呼ばれ、野菜が少ない時期になります。
しかし9月の端境期と比べればまだ良い方です。
というのは9月は台風が来ますから。。。

以前のブログでも書きましたが、
“ない”からこそ“ある”ときの有難みがわかります。
そのことが旬を感じさせることにもなると思います。

貯蔵が効くものは貯蔵し、年間通してお出ししたいのです、特に端境期のときはそれらを大いに活用したいのですが、
旬を大事にしている食の家族なので、ジレンマがあります。


明日は火曜日の営業日。
ホワイトデーでもあります。
先月のバレンタインデーではお菓子を頂いた男性スタッフがいましたが、
さてさて、お返しは考えているのでしょうか。。。  

Posted by 食の家族 at 12:20 │Comments(0) │今日の野菜セット

2017年03月08日

菜の花はどれが美味しいか

菜の花と言えばみなさん、どんなものは思い浮かべますか?

春に河川敷や道端に咲いている黄色い花
近づくと独特な香りとミツバチの羽音が聞こえてくる
際立つけれど主張しすぎない色合いは、見る人を温かくし春を感じさせる

僕らからすると毎年菜の花マラソンで見かけるので、
どちらかというとそのときの感情が思い出されます。
つらい、きつい、やめたい、足が痛い、やめたい、でもやめたらだめだ、そういったのが僕の気持ち。

菜の花はアブラナ科アブラナ属の花の総称で、
かぶや白菜、キャベツや小松菜、ブロッコリーやカリフラワー、紅菜苔、からし菜なんかもアブラナ科であり、
これらの花はすべて「菜の花」と呼べます。
では普段食べている「菜の花」はなんなのかというと、
セイヨウアブラナや在来アブラナの「菜の花」のことです。

・・・難しい話はこの辺にして。

昨日の朝の仕分けのときに「菜の花はどれが美味しいか」という話がありました。
(※このときの「菜の花」はアブラナ科アブラナ属の花のこと)
指宿の前園寛さんはチンゲンサイの菜の花はうまい、と。
出水の杉村未知男さんは白菜の菜の花も良い、と。
チンゲンサイや白菜の菜の花を食べるなんて、きっと農家でもごく一部の人しか味わえないと思いますが、
確かにチンゲンサイの菜の花は美味しいです。
少しパキッとした食感で、チンゲンサイの風味も少しします。
普段の菜の花の方が少し柔らかいですが、茹でてしまうと気にするほどでもありません。

菜の花とはアブラナ科アブラナ属の花のこと。
「どの菜の花が一番おいしいか」なんてのは少し愚問のような気もしますが、
いつかは食べ比べてみたいものですね。
キャベツ、白菜、カブ、からし菜、小松菜、チンゲンサイ、山東菜、野沢菜、壬生菜、アスパラ菜、紅菜苔、
カイラン、ブロッコリー、カリフラワー、水菜、高菜、などなど。
個人的には、小松菜の菜の花もうま味が凝縮されていておいしいと感じます。

赤からし菜の花



  

Posted by 食の家族 at 10:40 │Comments(0) │朝の仕分け風景

2017年03月07日

「食卓だより」から そのやま農園 園山宗光

こんばんわ
今日は少し冷え込みましたね
夕方になってからより一層風が強くなった気がして、春はまだ来ないのかと落胆したところがあります。

さて、今日は会員さんに毎回届けているお便りから、
前事務局長の園山宗光さんの生産者便りをご紹介します。

昨年まで事務局長を務めていた宗光さん。
今は「そのやま農園株式会社」の社長をされています。
生産の方はもちろん、出荷作業や事務、営業もこなしており、県外へ商談会へ行ったり。
今回はそのことを含めてお便りを書いていただきました。


『今、こんなことをしています。』  理事 園山 宗光

 少しずつ寒さが和らぎ、春の訪れを感じるようになりました。
昨年事務局長をバトンタッチしてから早8ヶ月が経ち、
久しぶりに会った会員さんからは「今は何をしているんですか?」と不思議がられることがあります。
事務局や理事会ではひそかにその2年前から交代の準備を進めてきましたが、
会員の方向けにはしっかりと説明していなかったので無理はないと思います。

 率直に言えば今から2年半前にそのやま農園を株式会社化してその代表に就いたために、
食の家族の事務局長との二足のわらじに限界を感じたことがきっかけでした。
それでもしばらくの間は両立できていたように思っていましたが、
気がついたらどちらの仕事も中途半端な状態で、これ以上双方の関係者に迷惑はかけられないというのがありました。
 結果的にはそのやま農園に専念することを選んだわけですが、
これはこれでまた苦難の始まりとでも言いますか、大変な人生修行をさせていただいていると思っています。
湧水町を拠点とする野菜の生産部門では規模拡大、機械化も一段と進み、
「おいしい野菜をたくさん作る!」体制を目指しています。
 
 3年前に作り始めた人参ジュースも生産量を増やしていて、今期は8,000リットルを製造・販売する計画です。
県外の商談会にも出かけるなどして積極的にPRを図っています。


 そしてそのやま農園直営のレストラン「農園食堂 森のかぞく」も、おかげ様でこの夏にオープンから4年となります。
新たな展開に向けたプロジェクトも動き出していて、ようやく本腰を入れて仕事に専念できる環境が整いつつあります。
今こうして自分のやりたい道を進んで来れるのも、約10年務めた食の家族の仕事のおかげであり、
一緒にやってきたスタッフ、生産者仲間、そしてどんな時も温かく支えてくださった会員の皆様には感謝の気持ちしかありません。
 だから最初の問いに対しては、「私の仕事は親世代が地道に取り組んできた有機農業の素晴らしさを世間に、
後世に伝えていく仕事なので、みんなを健康に、そして幸せにできるように事業拡大をしています!」と答えられたらいいかなと思います。
ですからフィールドは違ってもまた色んな場所でお会いする機会があるはずです。

 今後も食の家族に対しては忌憚のないご意見をいただき、一緒に盛り上げてくださったらありがたいです。



そのやま農園直営レストラン「森のかぞく」はいつもにぎわっており、
私も行くたびにおいしいごはんをたくさん食べて、お腹一杯、幸せいっぱいの気分でお店を跡にします。
人参ジュースはリピーターも多く、食の家族でも扱っていますが会員さんの中には毎回注文してくる方々もしばしば。
贈答用としても喜ばれており、大変好評です。

二十四節気の啓蟄も過ぎ、三寒四温の中、春の野草が少しづつ顔をだしていますね。
つくし、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、などなど。
ソメイヨシノの開花は早いところで3月22日のようで、あと2週間ほどの辛抱です。

  

Posted by 食の家族 at 21:54 │Comments(0) │食卓だより

2017年03月05日

2017春夏作付会議in根占

3月、桃の節句も過ぎ、庭先には土筆も顔を出し始めました。
スギ花粉とは無縁なので、なんの遠慮もなく畑仕事をしております。

先月の2月のことですが、
11日12日の2日間で春夏の作付会議が行われました。
場所は根占、ネッピー館で。
11日は生産者部会、新規生産者部の加入決定のことや、栽培基準の確認、潤滑な発注作業についてなど。
いつもは陽気で愉快な生産者部長・久木田さんもこのときは真面目な面持ち、と思いきや、やっぱりいつもの感じで。
栽培基準や今後の生産者加入のことに関してはかなり熱い議論が飛び交って、
前事務局長の宗光さんや出水の合鴨米農家・澤田さんもパソコンで議事録をとりながらも、的確な意見を。

始まる前は「30分で終わらします」と豪語していましたが、結局宴会直前まで。

宴会では恒例のビンゴ大会!
子供たちは大喜び、もちろん大人も大喜び。

温泉では、新米農家同士、宴会に引き続き作付のことの話。
大隅の落合さんは昨夏、トマトをたくさん出荷して頂きました。
今年もその予定でして、昨年並みの作付。
今年は自分で苗を作り、接ぎ木をして病気に強い苗を作るとのこと。
みんなが大好きなトマト!
今年も楽しみですね。

夜なべ談義では、主に事務局の発注について。
今までエクセルをアナログに駆使しての発注作業でしたが、元SEの澤田さんの助力により発注作業が楽になりそう!


翌朝、ゆっくり起きる人、早く起きて温泉に入る人などなど。
朝ごはんを食べて、いよいよ作付会議。
じゃがいもの周年出荷や春~初夏の葉物野菜などに議論が集中しましたが、
ネギ類やズッキーニ、ラッキョウなど最近増えたり減ったりしている野菜の話も深まり、またまた時間ぎりぎり。

じゃがいもやタマネギ、ニンジン、ニンニク、ショウガなどの貯蔵を効かせて周年出荷を目指したいところですが、
しかしやっぱり、できるだけ旬を押さえた野菜たちをお届けしたいのです。
旬のものはやっぱり美味しく、力強く生命力にあふれていますから。
そう思うと周年出荷も大事ですが、“ない”ときがあるから“ある”ときの有難さ、大事さがわかるのだと思います。
なんだか恋愛と一緒ですね、「いなくなってからその大事さに気づく」
またトウモロコシやズッキーニ、エダマメ、ごぼうなど会員さんが喜んでいただけるのもしっかりと届けられるようにしていきたいです。

作付会議後、理事長・みさこさんの知人である肥後農園さんがやっているホテルでランチ。
ボリューム満点のランチでお腹も満たしたところで、真戸原さんの圃場見学。
前回とは打って変わって、快晴で野菜たちも喜んでいる様子。
(やっとここから写真が始まります。)






そのやま農園の農場長は土の具合や作物の状態など熱心に見ていました。





先日訪れたときは草が茂っていたタマネギ畑も綺麗に管理され、
タマネギが寒さに耐えながらも陽の光を浴びてすくすくと育っていました。





今年の春夏の野菜セットはどんなものになるのか。
冬を越したカブや葉物野菜はとう立ちをし始め、春の端境期にそろそろ突入します
同じような野菜セットが続くかもしれませんが、4月下旬ん頃には指宿の前園さんの新じゃがいもが出てくると思います。
またこの時季限定、そのやま農園ののらぼう菜やこぶ高菜も野菜セットに入ってきています。
のらぼう菜は菜の花の王様!
とっても美味しい野菜です。
こぶ高菜は昔は漬物くらいにしか用途がありませんでしたが、炒めてもおいしいのですよ。

春を告げる野菜、新たまねぎはいつになるのか、もう少しお待ちくださいね。


2017年も、かごしま食の家族をよろしくお願いします!


「エイッ!エイッ!オーガニック!!」  

Posted by 食の家族 at 00:18 │Comments(0)

2017年01月23日

真戸原さん圃場見学

鹿児島も寒い寒い朝が来ました。
平野部でもやっと雪が降り、ちょっとした峠でも交通渋滞が起きていたようです。

さて昨日のことですが、大隅半島の南部にある錦江町(旧大根占町)の真戸原さんを訪ねました。
妹さんとお二人で農作業をこなす傍ら、毎週1回鹿屋市まで宅配もしている真戸原さん。
使っているトラクターも大きく、タイヤの大きさは子供の背丈くらいあります!
旦那さんがご存命のときはゴボウや芋類もたくさん作っていたとのことですが、
それ以降は規模を縮小しているようです。
その大きなトラクターも60歳を超えてから扱うようになり近隣の方々に教わりながらだったとのこと。

3カ所の畑を見させていただきましたが、1カ所目はかなり山道をいったところ
その道中はスギ林だったり、耕作放棄地になっていたり。
たどり着いた畑では、金時人参やルッコラ、小松菜、ほうれん草、赤水菜などが整然と。





畑の周りは青いネットで囲い、動物たちが入ってこないように。
山々の中で野菜を育てるということは、他の畑の農薬飛散がなかったり、綺麗な水と空気のもとで作れる利点はありますが、
やはり里山等と比べて自然に近いために、動物害は免れないようです。

2つ目の圃場は3つの畑が隣接していて、
大根や菜花、白菜やキャベツ、紅菜苔、人参、エンドウ豆などなど。
青々として佇むような姿の野菜たちは「管理が行き届かない」とつぶやく真戸原さんの言葉をよそに、力強く生きているように感じます。




旦那さんが亡くなられてからは、近くに住む妹さんと二人三脚。
堆肥を振るのも近くの畜産農家から牛糞を分けてもらい、それを軽トラに積んで人力で散布。
真夏にそれをするとなると、男の僕ですら堪える仕事なのに女性がするとなると本当に大変だと思います。





真戸原さんが有機農業を始めたのは息子さんが幼い頃に患った病気がきっかけだったとのこと。
当時はたばこも作っており、 その畑にもよく来ていたようです。
その後、正しいものを創る会(かごしま食の家族の前身)に入り、今でもかごしま食の家族を支えて頂いています。
ご自身でも鹿屋市方面に宅配をしている真戸原さん。
この日もお客さんから電話があり、野菜が美味しかったから追加で注文を、との内容。
穏やかな口調と仕草からは人柄がにじみ出ていました。




寒い日でしたが、圃場見学の後にご自宅に伺い、
芋餅やカリフラワーの漬物(カレー風味!)などを頂きました。
(仕事よりも食欲が勝ったので、写真はありません、すいません。)

帰り際に庭先にたわわになっていた八朔を頂きました。

寒い中、ありがとうございました。

  

Posted by 食の家族 at 22:49 │Comments(0) │生産者農場から

2016年12月29日

2016年もありがとうございました!

今週27日㈫の営業をもって2016年の仕事納めとなりました。
この日はいつもの野菜セットの配達/発送に加えて、お正月用の野菜や餅などもお届けすることになっていまして、
日も昇らぬうち朝からスタッフや生産者は大忙し。
いつもの仕分け場では場所が足らないくらいたくさんの野菜たちが並んでいました。
その模様をお見せしたかったですが、
残念なことに写真を1枚も撮らず終いでした。


さて、先にも書きましたが27日㈫を以て今年の仕事納め。
思えば今から6年前の平成22年から「NPO法人かごしま食の家族」は皆さまに安心安全の旬な野菜とお米などをお届けさせていただいています。
前身の「正しい食べ物を創る会」から考えれば36年になります。
全国的にもここまで長い間、有機無農薬農産物をお届けしてきたのは珍しいと自負していますが、
それにおごらずこれからも今までと変わらない、今まで以上に良いものをみなさんにお届けしていきたいと思っています。
 
鹿児島国体、大河ドラマ「西郷どん」、民間寄りの新知事誕生、などなど何かと注目されがちの鹿児島ですが、
その波に乗って鹿児島の良いものを、鹿児島の有機農業をより一層発信できれば―



左から、食の家族生産者最年少の落合純基さん、前事務局長の宗光さん、指宿の前園壮さん、現事務局長の小川彰さん、出水市の杉村みちおさん

来年もどうぞ【かごしま食の家族】をどうぞよろしくお願いいたします!
少し早いですが、みなさん良いお年をお迎えくださいませ。

※県外の会員の皆様、各地域の交通状況などによりお届けが遅延している可能性があります。伝票番号などはお電話にてお問い合わせください。  

Posted by 食の家族 at 01:29 │Comments(0)

2016年10月29日

生産者事務局長から消費者事務局長にバトンタッチ

今
食の家族のホームページのブログコーナーが3ヶ月ほど投稿がなく、お知らせが来ていました。

畑の様子をお伝えして喜ばれていた生産者2世の園山宗光事務局長から、消費者2世の小川彰事務局長にバトンタッチしました。今後は事務局スタッフで、このコーナーを担っていけたらと考えています。皆様、引き続き宜しくお願い致します。

さっそくですが冬野菜の王様として、落合ファームから無農薬大根の初出荷でした。小ぶりながら新鮮な葉っぱ、今季初めての大根はさてどんな料理になるのでしょう。皆さん、大根の珍しい食べ方があったら是非教えて下さい。



  

Posted by 食の家族 at 10:24 │Comments(0)

2016年07月05日

田植えでピリピリ

お米農家の橋口さんや澤田さんもようやく田植えにめどがついてほっとしているところだと思います。

 

米は一年分をこれで稼ぐわけで、この時期に精魂集中しているのがよく分かります。

 

と言ってももう1ヶ月以上前から苗作りはスタートしていて、田植えを万全な状態でできるように田んぼをしっかり管理しておく必要があります。

 

肥料をやったり、耕して水を入れて、最後は代かきと言って水平にならす作業を終わらせて、田植えを迎えます。

 

 

市内川上町の橋口さんはお米をしながら野菜も作っていて、食の家族ではとうもろこしの他ニンニクなどを出しています。

 

毎年とうもろこしの出来具合を聞かないといけないですが、この時期が田植えの真っ只中でピリピリしてるのでちょっと気がひけるんですが、それでも電話をかけると、

 

「え!?なんだって?ちょっと田植え中で聞こえない。また電話するから!」

 

ツー ツー。。。

と。まぁ、日中はほぼ田植えをしているんでいつかけても同じで、なかなかゆっくり話せる時間がないんですね。

 

朝は5時から田んぼに出て、夕方5時には合鴨の燻製をつまみに“だれやめ”を開始、夜8時台にかけたらもうお休みになっていたりしますよ-0-;

 

とても健康的な生活リズムだと思います。

 

 

そんな田植え時期のピリピリモードも、終わってしまえばだいぶ緩みます。

 

電話の声を聞いたら(あ、もう田植え終わったな)って分かります。

 

いつもは次の要件を話そうとしたらだいたいもう電話が切れているもんですが、しゃべり方がのんびりで何か笑ってる?という雰囲気。

 

電話もすぐ切らずにまだしゃべりたそうな感じ、逆につかまると長くなりそうな感じさえします。

 

 

そんなわけで、今年の田植えも無事に終わり、そろそろ合鴨のヒナが田んぼに放たれていきます。これから約4ヶ月、最後まで目の離せないストーリーが続いていきます。




  

Posted by 食の家族 at 15:52 │Comments(0)

2016年06月07日

有機農業は虫との闘い

前園さんはみんなが喜ぶような野菜をいつも作ってくれるんですが、指宿という暖かさをいかしてまずはインゲンに枝豆、そして今後はオクラ、さらにはスイートコーンと楽しみな流れを予定しています^-^

 

去年を振り返るとこのへんの作物が徹底的に不作でしたね・・・

 

記録的な長雨によってオクラは花が咲いても実がつかない、スイートコーンは畑がプール状態で収穫はほぼゼロ。

 

今年は今のところ順調にきているらしいので、梅雨も降りすぎないようにしてもらえればいいですが。

えだまめですが、カメムシの攻撃を受けているようです。

 

以前はネットをかけて防いでいましたが、ネットの隙間から入り込んできて、その中で増えてしまったそうで「結局ネットかけても一緒」という結論に至ったようです。

 

だから実がまだ若いかもしれませんが、カメムシに汁を吸われてしまう前に採ってしまおう!ということになりました。

 

本当に有機農業は虫との闘いです。

 

この前キャベツ生産者の杉村さんのコラムを便りに載せたところ、大きな反響がありました。

 

無農薬で作ることの大変さも理解していただきながら、その上でお届けするものは品質の良いものをお届けするというのは大前提です。

 

ですから、便りに最近載せている「会員さんの声」のように、気づいたことはぜひご一報くださいm(_ _)m

 

畑からは「よし、大丈夫!」という状態にまでして出荷していても、翌日、県外の方には翌々日になってお手元に届くので、状態が変わっていることは十分考えられます。

 


いただいた声をもとに対策を練っていくしかありませんので、ぜひ有機農業のこれからを支えていただけるという方はいいご意見も、厳しいご意見も寄せてくださるとありがたいです。



  

Posted by 食の家族 at 16:36 │Comments(0)

2016年05月25日

天然蔵で熟成

天気が下り坂となっていますが、そう大雨にはならないのかなと思っています。

梅雨に入ったとしてもたまに晴れ間がのぞいてくれたらいいんですが、去年は毎日毎日降り続けましたよね。

 

いつもの梅雨であってほしいですが・・・

 

明日は天気はよくないのに最高気温は30度の予想、蒸し暑いです!

きゅうりがもしかしたらとれはじめるかも・・・

 


いちき串木野市の内田さんの山では次から次にタケノコがとれていますが、今回はカラダケという種類のタケノコをお届けします。

 

あの大きなタケノコは孟宗竹といいますが、カラダケはそれよりはだいぶ細く、こさん竹ほど細くはありません。あく抜きが必要なので米ぬかを野菜セットに一緒にいれます。

 

 

それから久木田農園の紅はるかですが、なんと過去最長の出荷記録を更新しました!

 

収穫は去年の1112月頃なんですが、それを芋蔵で保存しながら年明けにかけて出荷していきます。

 

いつもなら3月にはなくなるところですが、今年は4月に入っても「まだあるよ」。5月に入っても「まだ小さいのならあるよ」。きのう聞いたら

「まだしばらくはあるんじゃないかな」

 

いったいいつまで!?

 

だってもう今年の芋は苗を植えている時期で、8月には早いところで初物がとれるころ。1年もったりして?

 

小高い丘を掘ってトンネルを作り、その温度と湿度がしっかり保たれた天然の芋蔵で保存しているがゆえに長期出荷ができているんでしょうね~

 

旬の作物はとれる時期が短くてみんな収穫が重なってしまうので、良い状態で貯蔵しておく必要があります。

 

もちろん旬のものをその時に食べるというのが理想で、食の家族もそれを基本にしていますが、年間通してセット野菜に入れる野菜が必要なのでこ

ういう野菜が少ない時期には助かりますね。

 

というわけで、次回は半年にわたって天然芋蔵でじっくり熟成された紅はるかをお届けします。

 

これが味を落とさずに食べられるようなら1年を通しての出荷も夢じゃなくなりますね^-^v


  

Posted by 食の家族 at 09:58 │Comments(0)

2016年03月15日

修理費が・・・

だんだんと春らしい陽気になってきました。

今週後半からは20℃を超えて本格的な春モードになりそうです。

 

畑に残った冬野菜からは次々に花が咲いてこれがまた綺麗です。

生産者はみんな仕事に追われていますねー 余裕がないです。

 

 

冬野菜の収穫にはリミットがあって、いつまでもおいておけるということはありません。

放っておけば“とう”が立ってそのうち花が咲いたり、固くなったりします。

 

ねぎからは“ねぎ坊主”が出ます。

 

今年は寒さと暖かいのとメリハリがあったので余計にとうだちが早まった感があります。

 

急げ~~!

 

と収穫を急ぎながらも同時に夏に向けた種まきも遅らせるわけにいきません!

冬作を耕して堆肥をまいて、また耕うんして種まき準備ー

 

両方のタイムリミットを見極めながら優先順位をつけて取り組んでいます。

 

 

そんな中でもう20年も堆肥をまき続けている機械、通称「まきたろう」が長年の古傷に耐えられず故障!


そのやま農園の種まきがストップして、ただいまピットインです。

大抵忙しいときに機械は故障します(^^;)

 

私もよく機械を壊す専門でした。

直すのはいつも農場長の弟。今では扱わせてももらえませんよ(T-T)

 

 

今日は朝出荷にでてきた指宿の前園さんが「大根洗い機を買った」と嬉しそうに話していました。

 

食の家族は土つきでお届けしていますが、他の出荷先は洗うところが多いらしいですね。あの洗い機もブラシが壊れたら11万円ぐらいします。

 

農業機械の修理費ってけっこう高くてですね、人によっては年間数十万かけて色んなメンテナンスをしています。これを野菜で取り返すって・・・

 

農業っていう仕事は機械をあやつっているようで、実は人間が翻弄されてたりするんですよね。

 

こんな時に耕さない、肥料もまかない自然栽培がいいな、と思います。


  

Posted by 食の家族 at 15:54 │Comments(0)

2016年03月06日

錦江町のまとはらさん

大隅半島の南のほう、錦江町には真戸原さんの畑があります。

 

食の家族の初期の頃からのメンバーですが、ご主人は4年前に亡くなってそのあとを奥さんとその妹さんでがんばっています。

 

 

つい最近発表された国勢調査の結果で、5年前の前回調査から12%も人口が減って、県内自治体で3番目に減少率が高かった錦江町ですが、2040年には人口が半減するという予想まででています。

そんな自然豊かな町でまじめに、時には頑固に野菜を作ってくれていた通称まとじぃは広大な畑と大きな機械たちを残して逝ってしまいました。

 

あとを引き受けたお二人は女性だけで堆肥を撒いたり土を耕したりしてしっかり野菜を作ってきました。

 

 

つい先日話をしたときには、畑から1時間ぐらいの鹿屋市に20数軒の個人宅配を抱えているんだそうで、週に1度は食の家族みたいな野菜セットをその数だけ揃えて配達に回るんだそうです。

 

「体力的にもほんとうはもうやめたいんだけど、お父さん(ご主人)がもう30年も届けてきた方たちだから、やめられないのよ」と。

 

食の家族は10人ほどの生産者ですが、それでも野菜が少ない時にはセットを作るのが大変になります。

 

これを1農家でやるのはけっこう至難の業です。

 

それをしながら食の家族にも毎回少しずつですが、変わった野菜を提供してくれます。

 

まとじぃが30年かけて作ってきた有機の土をなんとか将来世代に残していきたいですよね~

 

過疎化が進む町に若い人が喜んで戻ってくるような、なんかいい方法があればいいんですが。



  

Posted by 食の家族 at 21:34 │Comments(0)

2016年02月16日

霧島で作付会議

今朝はこの五ヶ別府町でも雪がうっすら積もりました。

市街地は降らなかったみたいで、ここは少し標高が高いからですかね。

 

それにしても寒暖差がすごいですね。

3月までこんな感じを繰り返すと気象予報士が話していました。

 

春を実感するのはもう少し先になりそうです。

土日は作付会議があって、農場見学にも行ってきました。

 

食の家族の仲間の久木田農園と落合農園です。

いずれも霧島市福山町にあるんですが、ここが寒い、寒い!




標高が400メートル近くあってあの豪雪のときもすごかったみたいですね。

 

今回も、ここが降るぐらいだからもちろん降ったんでしょうが、現在の福山町の気温は3℃。あそこは夏に行きたいですね!





























久木田農園は主に人参とさつま芋を手広く作っていますが、さつま芋を保管する蔵があって、その縦長に掘り込んだ蔵にはびっしりと数十種類の芋が保存されていました。

 

寒くなる前に収穫を終わってこの中に入れるのだそう。

熟成させた紅はるかは糖度が高くなり甘くなります。これを次回お届けしたいと思います!

 

 

農業を始めて間もない落合くんも頑張っていました。



おじいちゃんは85歳で現役の花牟礼さんという、筋金入りの有機農家です。

 

今年は玉ねぎ作りに取り組んでいて、みんなが見るには「おおむね順調」。

しかし今朝の雪でまたうもれたかもですねー もうここまで来たら収穫まで突っ走るしかないです。

 

 

ところで、この寒暖差でなのか、食糧難なのか動物たちがいつも食べないものを食べて意表をつかれています。

 

杉村農園ではシカがブロッコリーを全食い、湧水町ではカラスがカブを食い荒らし、大根占のまとはら農園ではうさぎが大根を食べているという非常事態。

 

この五ヶ別府では「のらぼう菜」に父が鳥よけでかけたネットにひよどりが何羽かかかりました。

 

「これは美味しいんだよ」と言って前園さんが喜んで持って帰りました。

確かに、いい野菜ばかり食べて脂ものっていて美味しそうでした。

 

あのひよどりの大群は北上していくので、もしかしたら1週間前に屋久島で本武さんのタンカンをつついて、何日か後には杉村農園のブロッコリーにとどめを刺してるかもしれませんね(^^;)

この夏は去年の長雨に台風みたいな災害がないといいですね!
みんなで美味しい野菜を作って届けましょう♪



  

Posted by 食の家族 at 17:24 │Comments(0)

2016年02月12日

寒風ビュー

バレンタインデーの週末は天気が荒れ模様です。

特に明日は雨と風が強まりそうで、最低気温が17℃というのがまた気持ち悪い暖かさです。

 

ところが一転!

月曜日からは気温が急低下、最高が10℃までしか上がりません。

 

体調を崩してる方はいらっしゃいませんか~??

 

私も今のところまだ元気です。ゲホ、ゲホッ

 

 

葉物が徐々に少なくなっているので根菜類の投入です。

 

里芋は赤土の杉村さん、大根は大セットが杉村さんで小セットと2,000円セットが黒土の前園さんになります。

 

前園さんは指宿だから暖かく、冬でもたいていの野菜を作ることができます。

といっても露地野菜なのでもちろん冬野菜に限りますが。

 

大根は冬野菜ですが、冬のあいだずっととれるわけではなくて、2月、3月、4月と徐々に少なくなっていきます。

 

このあたりが品薄時期になるので、これをねらってトンネル(ビニール)をかけて温かくして溝辺空港あたりの大根農家は作っています。

 

でも指宿ではビニールをかけないでも今から先とれるからうらやましいですよ。

 

寒い湧水町では毎朝凍りついて青首のところの皮がばりばりはがれてきます。


出水の山の上にある杉村農園も不思議なところです。

 

寒風がいつもビュービューで絶対に寒いはずなのに、湧水町みたいに寒さでだめになるってことがほとんどないですから。

 

だいこんもちんげん菜も冬中しゃんとしていますよ。

 

それは風が常に吹いているから霜が降りにくいのと、やっぱりあの赤い土に秘密があるような気がします。



  

Posted by 食の家族 at 14:59 │Comments(0)

2016年02月02日

野菜の品質について


 今回の大雪で県内は大混乱でしたね。配達も遅れての到着になりご迷惑をおかけしました。鹿児島市内では10数センチの積雪がありましたが、生産者の畑がある地方では30センチになる場所もでました。雪にうもれても根菜類は大丈夫なものの、葉野菜は傷むものがでました。これからは春に向かってぐっと気温が上がってくると思いますが、野菜は寒暖の差で花芽をつけはじめるでしょうね。


 冬野菜の種まき時期は810月頃、その収穫時期は11月から頑張って3月まで、花芽をつけはじめる頃までです。露地栽培では真冬には種まきができないので、2月下旬からまた種まきが始まり、葉野菜であれば4月から「新」野菜が採れはじめます。この冬野菜から春野菜に変わる時期に、どうしても野菜が少なくなる端境期があります。今期は暖冬もあって葉野菜が前倒しでできているので、冬野菜がなくなるのも早まりそうです。


 そんな時は野菜セットを集めるのも大変ですが、見た目なんかもどうしても一番いい時期から比べると、「ちょっとなぁ・・・」と思いながらも出しているところがあります。


 寒い時期を迎えた露地野菜は、例えば白菜なら外葉が茶色く枯れていきますが、それがべたっと内側に張りつくことで寒波から中を守ります。時によってはそれをひもでぎゅっと縛って開かないように対策します。そして収穫のときは枯れた外葉をむいて白っぽくなった状態で出します。ですので、決して新鮮でないわけではないんですが、どうしても緑の外葉がある頃と比べれば鮮度感がないように見えます。そして半分カットした時に成長点が膨れ上がってくる現象があります。切ってからすぐに盛り上がってきますが、この部分には栄養が集まっていて、ここから使っていただくと鮮度を維持しやすいです。


 野菜の品質については説明をしっかりしてご理解をいただける部分と、作り手の努力でもっと改善ができるものと両方があると思っています。まだまだ改善点も多いと自覚しています。店頭に並べて売る形ならお客さんに好きな野菜を気に入った大きさ、量で選んでいただけます。食の家族の野菜セットのような形ではお客さんの好みや家族構成が様々で、全員に満足いただくのは難しいですが、率直なご意見をいただけると改善に向けて動いていけるのでとてもありがたいです。


 そして定期的にお届けする宅配の形だからこそ、より質が良く満足度の高いものを作っていかなければいけないとも思っています。


 


  

Posted by 食の家族 at 10:19 │Comments(0)

2016年01月30日

大雪の影響、続く

今週の配達・発送は雪の影響で配達日変更もあってご迷惑をおかけしました。

まだ昨日の段階でも宅急便は遅れがでているそうで、影響は長引いています。

 

各地の農産物にも少なからずの被害はでました。

雪に数日間おおわれて何も見えなくなった畑もあって、久しぶりに豪雪でした。

 

温暖な指宿でも豆類の雪害などがでてしまいました。

むこうの生産者は雪が降ることは想定していないでしょうから、対応できなかったですね~

 

 

今週は雪を想定して根菜類を中心に野菜を組んでいたため、雪の前に収穫をできたものもあって作業自体は進んでいました。

 

しかし、大雪で各地の道路が通行止めになるなどして生産者がでてこられない事態になって、やむなく延期となりました。

 

 

いつも火曜日の朝7時に市内のセンターに野菜を持ち寄るので、遠い人では朝4時台に家を出て走ってきます。

 

出水市の杉村さんは農場が高いところにあるので、山から下るのにひと苦労。

 

今回は火曜日の朝もそのまま雪が残っていたので山から下りて来れなかったです。

 

 

去年の長雨と台風から試練続きですが、色んなことを想定していかないとだめだなーと思いましたネ。

 

夏は切り替えて準備していかねば!

  

Posted by 食の家族 at 10:03 │Comments(0)